雪の非常識

 仕事先から雪道を運転して帰宅。普段は30分もかからない道のりに2時間近く費やしてしまった。理由は明白。あちらこちらで立ち往生した車両が道路を塞いでいたからに他ならない。

 スタックしていた車両の多くは後輪駆動の高級車とワンボックスや小型トラックなどのデリバリー車。小型の前輪駆動車ならノーマルタイヤでもなんとかなる程度のシャーベットコンディションだったが、駆動軸に荷重のかからない空荷の営業車やフロントヘビーの後輪駆動車は僅かな雪でも滑り止め対策が必須。スタックせずに走れているようでも下りの坂道でブレーキランプを激しく光らせながら降りていくさまを見ていると恐怖してしまう。ギヤレンジを落とせばATのエンジンブレーキでも十分有効なのに、その程度の常識も知らないんだろうなぁ。いきなりアクセルを踏み込んで空転させているクルマも沢山いたし、怖さ知らずのドライバーが多いことには今更ながら驚いてしまう。

 やれやれ、あれでは巻き添え事故も多かったことだろうなぁ。