十三夜(月齢12.135)

 直視型のスコープは天頂付近の撮影には不向きだ。真上に向けられる構造の雲台(G2380)は問題ないが、三脚(G1349)は4段全伸にしなくては181cmの体躯でファインダーを覗き込むことが出来ない。如何にGitzoの3型カーボンと言えど、4段目は細くて心許ないのだ。出来るなら折りたたみの椅子を持ち出して、三脚を極力伸ばさないで撮影するべきなのだろう。
 さて肝心の月面だが、一際白く輝くアリスタルコスが夜明けを迎えている。直径40kmとさして大きくないのだが、その反射率故に存在感のあるクレーターだ。

撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850