有明の月(月齢27.678)

 豪雷雨の後強風下20℃越えの一日を経て、快晴の未明。
 が、昇りたての月を観望するには最悪のコンディション。高度が低いということは、それだけで大気の影響を受けやすい。加えて昨日来の風と水蒸気が邪魔をする。案の定ガタガタの輪郭となってしまった。
ようやく高度を稼ぎはじめる頃には日の出を迎えてしまい、ギリギリまでねばったけれどメリハリのある画像を得ることが叶わなかった。
 無風の快晴にして放射冷却も起こらない、そんな状況じゃないと剃刀のようにエッジの効いた細月は望めない。

撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850