緑啄木鳥(アオゲラ)♀

【キツツキ目キツツキ科】
 不規則な仕事のスケジュールがたたり、体内時計がおかしなことになっている。せっかくの日曜日なのに暗いうちから目が覚めてしまった。それならばと開き直って早朝からの里山詣で。
 が、期待に反して鳥の影が薄く、目に入るのは特定外来生物に指定されているガビチョウばかり。陽も高くなり始め、そろそろ帰宅しようかと諦めかけた頃に姿を現してくれたのがこのアオゲラだった。逆光の悪条件ながら、設定にもたつく間も待っていてくれたかのようで、何とか撮影することが出来た。やはり早起きは三文の得なのだろうか。

 と言うわけでこのアオゲラ、本州から四国・九州に分布する日本固有種。ラテン語の学名はPicus-awokeraと和名を反映し、英名もJapanese-Green-WoodpeckerとJapanを冠している。セグロセキレイもそうだが、海外からのバードウォッチャーにしてみれば是非とも逢っておきたい鳥なのだろう。
 大きさはハトに近く、なかなかの存在感。里山エリアまで脚を伸ばさなくても住宅地の狭間にある我が家の裏山でさえお目にかかることが出来るほどの普通種なのだけど、鳥好きでもない限り以外に気付かない人が多い。まずはキョッキョッキョッという鳴き声や木を叩くドドドドドという打撃音(ドラミング)を聞き逃さないところから始めれば、自ずとその姿を捉えることが出来る ・・・・ と思う。

  • スコープ:Kowa TSN-824M + TSE-14W(32xアイピース)
  • カメラ:CASIO EX-Z850 >ISO50・WB:Auto・f=7.9mm・Mode:AV-1/3(F2.8・1/40sec)・AF

撮影 : 2010年1月 横浜市青葉区
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