雲間の月(月齢13.167)

マイブームのクラウディムーン(Cloudy moon)。そもそもは月面がまともに撮れない夜の手慰みだったのですが、いつの間にかこちらの方が面白くなってきました。今宵はコントラストが今一つですが、なかなか良い具合の雲が出ていました。

撮影方法は、絞り優先AEまたはマニュアルが基本。望遠レンズで絞値を開放かせいぜい1段絞りとし、部分測光で月を中心に納めつつ+1/3〜+2/3補正。これで月面の白トビを最小限に抑える露出となります。暗部の階調は雲の透過率やパターン次第。多少の経験則はあるけれど、まぁ数撃ってナンボの撮影。スローシャッターが前提なので三脚とリモートレリーズは必須だし、有るならノイズリダクションもONにした方が良いでしょう。

ホワイトバランスはマニュアル(3200〜4000K)にしてブルー系にコントロールしていますが、モノクロも含めお好み次第。*1 RAWモードなら現像段階でホワイトバランス設定が出来るので、RAWで撮影することをお薦めします。

  • Canon EOS 20D & EF400mmF5.6L USM (ISO200・F5.6・AV+2/3補正(0.6sec)・WB3600K・トリミングあり)

*1:デイライト設定の場合、月の高度が低い(地平に近い)とかなり赤系に引っ張られる