便追(ビンズイ)

今週鳥見に充てることが出来たのは今日(日曜日)の午後、たった1時間。鳥見中毒患者には厳しい現実だけど、行けないよりはマシと気を取り直して地元の里山保全区域に出かけてきました。
ところが、着いた先のエリアはハシブトガラスの大群に覆い尽くされ、他の野鳥の声が聞こえてきません。しばらく成果のないままブラブラして諦めきれずに分け入った谷戸の奥で迎えてくれたのがこのビンズイ。これまで見かける機会はあったけど、カメラのファインダーに捉えたのは今日が初めて。遠征先ではなく地元で撮れたので嬉しさも倍増です。
どうやら見かねた鳥の神様が微笑んでくれたかも。なんだか久しぶりにデジスコらしい写真が撮れたなぁ。

さてこのビンズイ、同じセキレイ科のタヒバリに似ているけど、水辺や草原を好むという如何にもセキレイらしいタヒバリと異なり、もっぱら林縁や疎林を好みます。タヒバリとの外見上の違いは目の後の白斑とピンクの脚。そしてタヒバリに比べると短い後趾も識別点となります。