4億年前の巨大キノコ

 19世紀半ばにカナダなどで発見された約4億年前(デボン紀)の長さ8メートル前後の生物化石は、巨大なキノコ類だったと、米国のシカゴ大や自然史博物館などの研究チームが25日までに米地質学会誌に発表した。この化石は幹だけしかなく、当初は針葉樹とみられたが、その後キノコなどの真菌類ではないかとの見方が浮上。長らく正体不明だった。

http://www.jiji.com/jc/z1c?k=200704/2007042501077

デボン紀と言えば水中で魚類が繁栄し陸上では両生類が出現した地質時代。8メートルのキノコは壮観でしょうけど、考えてみれば昭和世代には懐かしい石炭もデボン紀の後に続く石炭紀の巨木化石。植物化石は思いのほか身近な存在というわけです。
ところで、大気組成は現在とかなり違っていたのでしょうね。タイムマシンで時代を遡る我々が呼吸可能なのはどの辺りの時代までなのか、SF好きとしてはそんなことを妄想してしまいました。