二輪草(ニリンソウ)


図鑑やネット上では名前の通り二輪の花が写っているケースが多いので、ニリンソウと言えば花が二輪あるからだろうと決めつけていました。でも実際には蕾も多く、一輪しか咲いていない茎が多いようです。同じキンポウゲ科イチリンソウと区別するために付けた名前なのかもしれません。
さて、地元の里山ニリンソウの群落があります。が、ここもまた盗採が後を絶ちません。保全に関わっている方々の話だと注意しても素直に聞き入れる人はほとんどいないそうです。
ニリンソウの咲いている里山地区ではこの十年ほどで希少な植物が激減してしまいました。都市近郊に残る里山の佇まいを新聞やタウン誌などが喧伝し、休日ともなればかなりの人出。ハイキングや散策にやってきて「あら、可愛いわね」と軽い気持ちで持ち去るのでしょう。


私にはどうしても植物盗採の心理が理解できません。野に咲いてこその野草だと思うのですが・・・・
 EOS 5D・EF100mmF2.8MACRO USM・ISO400・1/100sec・F7.1・マクロリングライトMR-14EX