青鵐(アオジ)♂

クチバシの周囲が泥棒髭のように黒いオス。見ようによっては悪相ですが贔屓目にはこれも可愛さのうちだったり。
冬の間中儚げな地鳴きを聞かせてくれていた彼らも、繁殖の地である高原や北国を目指して旅立つ時季が近づいてきました。繁殖期となれば名歌手ホオジロの仲間だけにアオジのオスもかなりの歌い手。初夏の高原では梢の指定席でさえずりを聞かせてくれます。
そんな旅立ちや繁殖期を目前に控え内なる渇望が押さえきれないのでしょうか。このオスは小さな声でさえずりの前段階「グゼリ」を聞かせてくれました。非繁殖期のアオジには珍しく目に付く枝に出てきて即興のステージです。

EOS 5D・EF400mmF5.6L USM・ISO640・1/100sec・F5.6(トリミング)
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