緋連雀(ヒレンジャク)

いささか宇宙人めいた不思議な容貌ですが、三年越しの願いが叶ってようやく地元で出会えたヒレンジャク。冬にやって来る渡り鳥でヤドリギが大好物。彼らの居座るところ、まず間違いなくヤドリギがあるはずです。

さて、この写真だと逆光で不明瞭ですが尾先が赤いのが識別ポイント。というのもレンジャクの仲間にはもう一種のキレンジャクがあり、こちらは尾先や初列風切先端が黄色なんです。
そのキレンジャクが北半球の亜寒帯で広く繁殖しているのに対し、ヒレンジャクの繁殖地はアムール川下流域に限られているそうです。地元に毎冬やって来るのはそのほとんどが少数派のヒレンジャク。多いはずのキレンジャクが当面の憧れとなりそうです。

  • 撮影データ:CASIO EX-Z850 & Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース)
  • カメラ設定:f=11.8mm F3.6/1000sec AWB ISO50 AV-0.67補正(合成焦点距離f=1816mm相当 F4.6)


初対面でいきなり農業用水路での給水を披露してくれました。これだけで今日は幸せな気分です。

  • 撮影データ:CASIO EX-Z850 & Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース)
  • カメラ設定:f=7.9mm F2.8/320sec AWB ISO50 AV-0.67補正(合成焦点距離f=1216mm相当 F3.1)