赤啄木鳥(アカゲラ)♀

この冬はいつもならもっと標高の高い山地にいる野鳥たちが里山に降りてきているように思えます。カケス然り、ヒガラも然り、そしてこのアカゲラにも高い頻度で会えています。


さて、アカゲラに限らずキツツキの仲間には共通した特徴があります。
まず足趾(指)の配列。鳥類の足趾は前3後1の配列が一般的ですが、キツツキの仲間は前2後2の配列となっています。
そして強靱な尾羽。垂直に留まっている状態を観察すると尾羽が支点の役割を果たしていることが分かります。足趾と合わせ、幹に垂直に留まれる工夫です。
さらに極めつきの特徴が長〜い舌。クチバシ数倍分の長さがあります。虫のいる穴に差し込み、ブラシ状の舌先に引っかけて引っ張り出すという具合。
樹木に穴を穿つ名手であるためにはそれなりの道具立てが必要なんですね。

撮影データ:CASIO EX-Z850 & Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース)
カメラ設定:f=23.7mm F5.1 1/100sec AWB ISO50 AV-0.67補正(合成焦点距離f=3648mm相当 F9.2)トリミング50%
<前後の「アカゲラ」エントリーを読む>