鷽(ウソ)♀

 咽に特徴的な赤みがあるオスとは違いいたって地味な印象のメスですが、太いクチバシがアトリ科の一員であることを物語っています。夏の間は亜高山帯で繁殖し、冬は里に下りてくるはずなのですが、我が家周辺の里山や公園では見たことがなかったような。
 この鳥の名は小学生の頃に太宰府天満宮参道のお土産屋さんで売られている「木鷽」によって知りました。実物のウソとは似ても似つかぬ木製のいたってシンプルな民芸品でしたが、同じく太宰府名物の「梅ヶ枝餅」と記憶が被った故か、富士五合目の水場でウソの水浴びを見ながら、あろう事かあんこの味を思い浮かべてしまいました。

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