軽鴨(カルガモ)

かつては八王子でさえ姿を消したカワセミも、今や都心の公園でさえ見かけるほどです。東京の自然が回復したので戻ってきたのではなく、都市環境にカワセミが適応したからなんでしょう。都心に多いヒヨドリキジバトなどもその好例と言えます。
大手町のカルガモ騒動以来都内のそこかしこで話題に上るカルガモの子育ても、彼らなりの適応なのかもしれません。

東京などの都会から寄せられるカルガモ報道を見てみると、6〜8羽のヒナを従えて泳ぐ様子が数多く見受けられます。産卵数は8〜10だそうなので、まずは順当に思えるヒナの数です。ですが郊外といって差し支えのない私の自宅周辺でカルガモの子育てを観察する限り、せいぜい3羽がいいところ。ヘビやカラス、さらにはイタチやネコの脅威にさらされる結果なのでしょうが、子育てには都心より厳しい環境なのかも。そのうち繁殖するカルガモが初夏の都市部に集中するようになるかもしれませんね。

自宅にほど近い川でのワンシーン。この段階で既に3羽。巣立ちまではまだまだ時間が掛かります。
<前後の「カルガモ」エントリーを読む>