標準レンズって何?

昨日の疑問「望遠レンズの倍率」で基準となっているのは「標準レンズを1倍とする」概念。
そこで今度は標準レンズの定義についてネットをさすらってみました。拾えたのは以下二つの概念。


A.肉眼視覚に近い対角45度付近の画角をもつレンズ

B.イメージセンサー(フィルム)の実効面で対角線と同距離の焦点距離を有するレンズ


Aの対角45度前後というのはアスペクト比でだいぶ変わってしまう概念のようにも思えます。
またBの対角線の長さだと思いのほか広角気味になるんですねこれが。35mm判で43.3mm、俗にAPS-Cセンサーと呼ばれるデジタル一眼レフCanonの27.3mm〜Nikonの28.4mmといったところ。
思い返すと35mm判のレンズ非交換コンパクトカメラって38〜45mmレンズが多かったのですが、案外こんな根拠があったのかもしれません。


どちらにしても長年慣れ親しんだ35mm判での50mmレンズの画角が「標準レンズ」として擦り込まれてしまっているように思えます。
なんだか調べた分だけ余計に50mm=1倍の根拠が遠のいたのでした(^_^;)