鎌倉古道

旧地域名だと相模国と武蔵の国ですが、神奈川県から東京の多摩地方かけて切れ切れに鎌倉時代の古道が残されており、鎌倉に向かって延びているそうした古道を鎌倉古道と称しています。
さて、鎌倉古道を辿って気付くのは、歩きやすそうな平野部ではなく丘陵の稜線を通っているケースが多いこと。どうやら中世の関東南部はちょっとした雨でも冠水するほどの泥質地が多く、必然的に確実性の高い丘陵地帯を往来として利用したという説が有力なんだそうです。