土鳩(ドバト)

図鑑の記載通りだと「飼育されていたカワラバトが野生化したもの」ということになります。原種とされるカワラバトとは地中海周辺から中東及び中央アジアに生息するハトで、いわゆる伝書鳩もまた飼育下にあるドバトのことです。


で、いつ頃日本列島に帰化したのかというと、最古の記録としては飛鳥時代に仏教行事の放生会にドバトが放たれたと考えられているようですが、現在のように野生化したドバトの記録がハッキリしているのは明治時代以降なのだそうです。


子供の頃から普通に側にいた鳥なので、帰化鳥といわれてもぴんと来ないものですね。*1

↑寒さに丸まっていますが原種のカワラバトに近い羽衣の個体です。
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*1:真面目な話し、日本人のルーツだって奈良時代帰化した大陸系渡来人が多数いたはず