マングローブ林

沖縄中部を太平洋側に注ぐ億首川の河口は野鳥専門誌にも紹介される沖縄有数の探鳥スポット。それもそのはずで下流に向かって右側には田園が広がり、左は鬱蒼としたマングローブの林です。何れもそれを好む鳥にとっては欠かせない要素というわけで、かなり多くの種類を目にすることが出来る場所な・・・・・はずだったんですけどね。


気を取り直して一応講釈を。マングローブとひと言で括ってはいても、具体的な樹木の名称ではありません。熱帯・亜熱帯の汽水域*1に自生する樹木の総称なんです。億首川河口のマングローブ林を構成しているのはオヒルギ・メヒルギ・ヤエヤマヒルギ・ヒルギモドキだそうですが、カヌーツーリングにでも参加しない限り至近で確認するすべはありませんでした。

*1:汽水域:河口で海水と淡水が混じり合う水域で、潮位や川の流量によって濃度が変わる