これまでに紹介してきた桁違いなレンズ、全ては私如きが所有出来ようもない超高価な超望遠レンズでした。
ですが今日のレンズは私の所有レンズです。凄いでしょう・・・・って、実は桁違いに安いって事ですけど。(泣笑)
実際にマップカメラの通販サイトで試してみました。「35mm一眼レフ用レンズ(AF)」を販売価格−昇順でソートすると栄えある一位の座です。同額でシグマ製ズームなども列びますが、ここはキヤノンが一万円を切ったことに脱帽しておきましょう。
さあ、そのCanon EF 50mm F1.8II。
どんなレンズかっていうと、鏡筒は勿論マウント基部さえプラスティック製、絞り羽根はたったの5枚、距離表示環すらも省かれたそれはそれはチープな造りのレンズです。
ただし実力は侮りがたく、数万円の上位レンズに迫る描写。少なくとも一万円以下とは思えないパフォーマンスを発揮してくれます。不肖わたくしは上位の50mmF1.4と同じ絞りで撮ったとしても、目隠しテストで見抜く自信はありません。*1
開放F1.8を試すべく撮影したのがこのカット。9,240円の描写をご覧下さい。*2
このレンズの泣き所は絞り羽根が5枚と少ないこと。逆光の木洩れ日が5角形になっちゃうのが泣けてきます。*3
ですが標準ズームを持っていても手に入れる価値はあるレンズだと思います。この開放の味はF2.8がせいぜいのズームレンズでは到底無理ですものね。