双眼鏡

コーワBD32-8のファーストインプレッション。昨夕のちょっとした散歩でセキレイやスズメを覗いてみた感想です。


○ ピント合わせが容易で素早い
とにかくピント出しが素早いです。
ピントに関しては光学性能だけでなくフォーカスノブの配置や操作フィールの要素も大きいですね。
BDやモナークなど候補に上げた機種のほとんどはフォーカスノブが手前にあり、右手人差し指で調整する私にはすんなり馴染めましたが、フジノン8X32LFは配置が遠く人差し指での操作に難があり違和感を拭えませんでした。*1


○ ヌケが良い
逆光でもエッジの滲みが少なく、スズメの茶色など色の識別も問題を感じません。
バードウォッチング用途では樹上の鳥の背景が明るい空である頻度が高いので、ある意味必須の条件でしょう。


○ ホールド感が良い
価格帯からすると上質なラバーコートで持ちやすく、手の大きさを選ばない。


× 付属ストラップが過剰
弾力性のあるネオプレーン製で、肩当て部分の幅が5cmはあろうという本格的なストラップ。
確かに560gの重量を軽く感じさせてくれるけど、肩ではなく首にぶら下げるには幅がありすぎる感触です。レンズ付きで1Kgを越える一眼レフならちょうど良さそうだけど。
おまけに夏場は暑すぎる事を付け加えておきます。
作りが良いだけに惜しいなぁ。せめて3cm幅ならと思います。


× 付属ソフトケースは不要
ショルダーベルトとベルトループ付きのビニールレザー製キャリングケースが付属しています。
ストラップ同様なかなか良い作りで、ユーザーによっては評価すると思いますが、私の用途だと不要。
フィールドでは首にぶら下げっぱなしだし、移動もカメラバック(ザック)に裸で入れるだろうし。
傷防止のケースが必要だとしても、百円ショップのソフトケースで十分かな。


とまぁ初日の感想はこんなところ。
機材を担いだ実戦状況での使用感などはまだまだこれからとなります。

*1:小型化とのバーターかも