五位鷺(ゴイサギ)

遙か平安の御代、帝への献上品として位階六位の朝臣に捕らえられたのがこのサギ。捕まるときの潔さに感じ入った帝から五位を賜れた逸話が平家物語にあり、故に五位鷺と称すのだそうです。

成鳥は青・灰・白のシックな色に赤い目ですが、幼鳥は似ても似つかぬ保護色然とした色柄に黄色の目。
成鳥とは区別してホシゴイと呼ばれています。

養鱒業を営む知人の仕事場では、商品であるマス類の幼魚をくすねに来るゴイサギを目の敵にしていました。
ほかのサギ類とコロニーを作る習性があり、カワウの場合と同じく糞害で立ち枯れを起こすことでも知られています。
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