背黒鶺鴒(セグロセキレイ)

ハクセキレイキセキレイと並びポピュラーなセキレイですが、ハクセキレイよりは水辺近くに拘るようです。また日本の特産種である為、外国からやってくるバードウォッチャーにとっては憧れの鳥でもあります。
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昔はセグロセキレイが多数派だったそうですが、都市環境への適応競争で新興ハクセキレイに逆転を許してしまったのだそうです。北斗の人、千葉周作が剣技のヒントを得たというセキレイこそ、当時絶対多数であったセグロセキレイだったのではないかと思うのですがこの辺は空想の領域。もちろんキセキレイだったということもあり得ます。

ハクセキレイに比べるとセグロセキレイは単独行動が多いように見受けられますが、水辺への依存が強い分、小川を暗渠化してしまった都心部ではほとんどその姿を見ることがありません。良好な環境のバロメーターとしてはセグロセキレイの有無に注目する手もありますね。
ちなみに新興住宅地の我が家付近にある小河川や調整池周辺だとハク:セグロは3:1ってところですが、一山隔てた里山や田畑を保全している地区では1:1。歴然とした差が見受けられます。