小鯵刺(コアジサシ)

【チドリ目カモメ科】環境省レッドリスト危急種(VU)
中州の砂利原で営巣しています。距離がある為抱卵中あるいは育雛中なのかは分かりませんでしたが、営巣地に近づいたカラスを撃退すべく、数羽のコアジサシが波状攻撃をかける様子が遠望出来ました。ヒナが巣立つ真夏には海に移動してしまいます。そして晩秋には遙か南半球オーストラリアまでの長旅に。

同じアジサシの仲間でも、サイパンで見た シロアジサシ に比べると一回り小さい印象でしたが、精悍さはコアジサシに軍配を揚げます。とにかく格好いい!


身近な鳥をメインに据えているつもりですが、先月のハヤブサに続きコアジサシレッドデータブック掲載の希少種。と言っても2種とも私の住む神奈川県内で繁殖している鳥だし、仮に撮影した場所を公表すれば「えっ、あんなところですか?」という反応は返ってくるほど人に知られた地域でなんです。であればこそ、環境保全もまた身近な問題と考えています。これからの季節、鮎釣りが解禁になり、バーベキューなどで河原もにぎわいますが、彼らの営巣地に立ち入ることは厳に慎みたいものです。*1
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*1:営巣地であることを警告する立て札がありました