未明の弓月(月齢21.370)

 下弦となる時刻は日本列島の昼下がり、14時2分。つまりスパッと切れのよい半月を拝むには地球の裏側まで出掛けなくてはならない。それならせいぜい近い線を狙おうと、ほぼ半日早い真夜中に雲の切れた夜空を望む。午前2時47分の月は僅かに弦がはらんでいた。

 実際の撮影サイズ(pixel)は3264x2448だが、貼ったサイズは640x480。画像をクリックすると一回り大きな960x720でご覧いただける。デジカメのアスベクト比4:3を勘案し、フレームギリギリで撮れるように縦位置で撮影してみた。
 ところで、撮影時のカメラの焦点距離はf=14.2mm、35mm換算だとf=68.3mmとなる。フィールドスコープの接眼部には50xのアイピースを使用しているのでデジスコとしての合成焦点距離はf=710mm、35mm換算値はf=3415mmに相当する。輪郭には大気の影響が出ているが、シャープネスには手をつけていない。ピントも悪くないのだが、やはりシャッター速度1/40secが響いて流れ気味。トホホだがカメラが古く高い感度域が実用にならないので致し方ない。

 などとまぁいろいろ文句もあるのだが、デジスコで稼ぎ出せる倍率は捨てがたいなぁ。
撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850

有明の月(月齢21.458)

 こちらは概ね日の出時刻の4時54分に撮影。漆黒を脱した背景は青味を増しつつある。上の画像から2時間経過しているが、相変わらず弦は緩い弧を描いている。

 月の直径が短辺に収まるいつものズーム位置なので焦点距離はf=9.5mmとなり、35mm換算値はf=2284mm相当となる。
 余白が広いのは月の地心距離が40万キロを超えているため。月と地球の隔たりは36万〜40万キロと一割は大きさが周期変動している。肉眼で知覚できるほどではないが、毎回同じ条件で撮っていると驚くほどの変化が分かる。

撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850

ワイドショウのリポーター

 なでしこジャパンの快挙でワイドショウが大はしゃぎ。でも選手にマイクを突きつけてぶつける質問がKY過ぎるよまったく。
 そんな折も折、なんだかとてもKYな奴がいたので、「君はテレビのワイドショウリポーターに向いている」と言ったら喜ばれてしまった。KYの無限ループじゃねぇか ○| ̄|_