キアゲハ

遠目には元気よく飛んでいたのですが、近づいて観察してみたらよくぞ飛べるものだと感嘆してしまうほどボロボロ。それをものともしない凄い勢いで花から花へと渡りながら吸蜜していたけれど、こんな翅だからこそエネルギー消費が激しいのかもしれません。
絡み捕られたクモの巣から必死に逃げ出したのかな、いやいや鳥のクチバシから逃れたんだろうか、などと想像力をめぐらせてしまいました。

小雀(コガラ)

シジュウカラの仲間ですが一回り小さく、関東南部の平地林ではお目にかかれませんが、高尾山や奥多摩・丹沢まで脚を伸ばせばヤマガラシジュウカラ同様ポピュラーな小鳥。ご覧の通りシックなモノトーンで、シジュウカラのようなネクタイ模様が無いので識別は容易です。*1ちなみに鍋かぶりという地方名もあるそうですが由来説明は不用ですね。*2今ならさしずめベレー帽なんでしょうけど。

冬の間はコガラだけで小さな群れを組んだりほかのカラ類などと混群を成すなどしていますが、春になるとペアで行動し繁殖のため縄張りを守るようになります。春から初夏のさえずり ツピー ツピー ピピー ピピー は細く高い音色だけどよく通り、かなり遠くからでも聞こえます。
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*1:北海道にはとてもよく似たハシブトガラが棲息しているのでベテランバーダーでも判断に迷う

*2:とは思ったけど念のため。昔の鍋は煤で黒かったのだ。だってカマドだったもんね