松島へ

松島そしてウミネコ(海猫) もっぱら運転手として家人の帰省に同道することおよそ1600km。目的を果たした帰路、松島と塩竃に立ち寄りました。 松島では観光船にすかさず乗船。季節や光線状態を考慮すればまともな写真も撮れるのでしょうが、猛暑の日盛りで…

春来る

目白(メジロ) 個人的にこの時季のお約束は、梅や桜の開花とその花蜜に狂奔するメジロたち。最近インスタグラムなど鳥好きの集うSNS界隈では「ウメジロー」だの「サクジロー」というカテゴリーになってさえいるようだ。 定番中の定番、梅にメジロの取り合わ…

啓蟄月

満月満足 3月の満月はワームムーン(Worm moon)というそうな。芋虫月という和訳もあるそうだが、啓蟄月と訳した方が気が利いているように思う。 19時台は月の高度が低すぎ大気の影響が強すぎる。と言って日付を跨ぐ頃だと寝不足必至。つまり21:40という満月ピ…

男はつらいよ

鴛鴦(オシドリ) 以前も書いた通り、近所のオシドリ越冬池は圧倒的にオスが多い。それ故だろう、春が近づくにつれてオス同士のバトルがそこかしこで勃発することになる。 羽衣がど派手なだけに激しくも見えるのだが、案外簡単に決着がつくようだ。 まぁ同性…

満月事始め

遠き満月 数日前までは今年最初の満月は望められそうもないと思っていたのだが、一転煌々とした姿を堪能できた。精度の上がった天気予報もこういう外し方なら歓迎だ。 撮影機材は20年落ちの旧式フィールドスコープKowa TSN-824Mに32xの接眼レンズ。アタッチ…

迎春

今年もよろしくお願いいたします。 一七年目の定点撮影はまずまずのコンディションと思えたが、実際には大気の揺らぎが多い初日の出。 さて、一七年の系譜。撮影機材の違いこそあれ、撮影地点はほぼ定点。元朝時に一度も雨雪がなかっただけでも奇跡的ではな…

オシドリ今季も飛来

鴛鴦(オシドリ) 例年通りの地元雨水調整池。活動が活発な夜明け直後に50~60羽をカウントしたが、池畔のブッシュとの出入りが激しいので正確なところは判らない。ただ圧倒的にオスが多いことは確か。 オスの喧嘩や雌雄入り乱れての小競り合いが頻発していて…

月の徒然

十六夜(いざよい) 皆既月食と天王星食のダブルイベントだった昨夜とは一転、今宵は風情ある不知夜月。 昨今はビーバームーンやブラッドムーンなどと海の向こうの月呼称が流行だけど、和名の呼称も情感豊かで好きだなぁ。 とは言え数百年ぶりの惑星食を見逃…

ハロ出現

昨朝のこと。太陽を取り囲む巨大な輪ハロ(Halo)が出現した。日暈(ひがさ・にちうん)とも呼ばれるこの現象、発生原理はネットを検索すれば簡単に調べることが出来る。便利な世の中ではある。で、ハロは雨の前兆であるらしいのだが、なるほど翌日(つまり今…

きみ去りしあと

目白(メジロ) 気が付けば地元池のオシドリは去っていた。桜前線に追われるわけでもあるまいが、例年ソメイヨシノが開花する頃彼らはいなくなる。そして裏山では梅や河津桜系統の花樹が散り、ソメイヨシノが短い我が世を誇り始める。 花蜜狂のメジロたちに…

オシドリ夫婦の秘密

鴛鴦(オシドリ) オシドリ夫婦の営みなどと書けば、なにやら背徳の気配が漂いかねない。とは言え比喩でないのは写真が語る通り。 オシドリの相手は必ずしも毎年同じではないなどという無粋な現実はともかく、この行動が目立ってくると繁殖地への旅も間もなく…

謹賀新年

初日の出 定点定時撮影16年目。一条の雲さえ無い地平からの初日は2018年以来。 2022初日の出 定点撮影 06:58 暁月 そのおよそ二時間前、今年最初の月が地平に現れた。 2022/01/01 06:00 暁月 明日の月出は日の出の僅か37分前。高度不足のうちに太陽のもたら…

月食

ほぼ皆既月食という部分月食 雲に阻まれつつも、なんとかなりました。 この赤銅色こそは皆既月食特有の現象なので、「ほぼ」という副詞もあながち大げさではないのだろう。 月食は[太陽]→[地球]→[月]の並びで直列することで起きる現象。地球の影に月が…

オシドリの帰還

オシドリ(鴛鴦)♂ 【カモ目カモ科】 近所の雨水調整池に今年もオシドリが帰ってきていた。初めて越冬を確認した2014年の冬から8年目となり、すっかり越冬地として定着した感がある。 最初の数年は地元の少数ギャラリーだけだったのだが、いつの間にか知れ渡…

なかなか晴れないセプテンバー

ミサゴ(鶚)♀ 【タカ目ミサゴ科】 軍用機には猛禽類の名を冠した機種が少なからず存在する。本種もその一例なのだが、和名ではなく英名Osprey(オスプレイ)と聞けばアレかと思い至る向きも多いだろう。獲物を探す際の停空飛翔(ホバリング)が由来だと思う…

熱中症にご用心

オオガハス(大賀蓮) オオガハスの開花期も終盤。何年かぶりに梅雨らしい梅雨だったが、明けたとたんの猛暑には参ってしまう。 もともと夏耐性が高い方ではなかったが、加齢と運動不足のダブルパンチで休日は引き籠もり傾向の為体。 4PM、日盛りは過ぎたろ…

花樹とメジロの頃

メジロ(目白) 【スズメ目メジロ科】 コロナ禍にあっても忙しい我が身は幸運の部類だろうが、出来ることならばもう少しゆっくりと過ごしたいもんだ。加齢とともに時間の経過は早まるのだけれど、心身の反応は鈍化する一方なのだから尚更だ。 季節の移ろいは…

あけましておめでとうございます。

昨年の我が家は幸にして疾病とは無縁。仕事柄コロナ禍には例年より忙しない日々を強いられた感すらある。なかなか休めないけれど、世情からすれば日々の糧があるだけでもありがたいと思うこともしばしば。 未だ終息はおろか収束の目処さえ立たないコロナ禍だ…

こんなご時世なのに何故だか忙しい

オオガハス(大賀蓮)幻影 ご無沙汰のハテナブログ、コロナ禍のご時世だけどどっこい生きている。いや、むしろ忙しない日々を過ごしている。こんな爺さんをこき使うとはなんて業界だ。恐るべし某インフラ業界。 などという愚痴はさておき、稀の休日は来るコ…

「日常」が当たり前ではないこと

ナナホシテントウ(七星瓢虫) テントウムシ、とりわけ本種ナナホシテントウやナミテントウなどは益虫ということもあり、ややもするとグロい昆虫界においては例外のアイドル的存在であるようだ。 とはいえ彼らが獲物を貪る姿を見てしまうと、あぁやはりプレ…

されど我らが日々

コサメビタキ(小鮫鶲) 【スズメ目ヒタキ科】 窓外は「風薫る五月」。例年なら民族大移動の連休だが「されど我らが日々」なのは言うまでもない。やむなく放置していた画像群を整理しているのだが、かえって遠征欲求が高まってしまうのが難点ではある。 とい…

そしてツバメは戻ってくる

ツバメ(燕)♀ 【スズメ目ツバメ科】 幸か不幸かライフラインに関わる仕事なので、ヒゲボウズの日常は今まで通り。緊急事態宣言の元で多少は休めると思っていた目算は外れてしまった。 サクラの季節はいつがピークだったのか判らないままに過ぎていったが、…

三密避ければ楽しみようもあるさ

クルマのこと FIT CROSSTAR e:HEVの納車から2週間。COVID-19の影響で供給が遅れ装着できていないアッセンブリーがあるし、距離も思うようには伸びない。一ヶ月点検の時点でどれほど走っているのか少々心配ではある。 それでも市街地近郊での実燃費は27km/L…

我らが資質が問われる一ヶ月

スーパームーン前夜(月齢14.120) スーパームーンなる名称もしっかり定着した感がある。 明日の昼前に今年最大というよりは最接近の満月となるのだが、言うまでもなく真昼の満月は望むべくもない。さりとて夜明け直前の月撮影は昼の仕事に差し支えが生じる…

雨の納車

FITからよりFITへ 5年乗ったHonda FITはシリーズ三代目(ハイブリッドとしては二代目)。 発売直後から相次いだリコールが終息したと思われたタイミングで購入したのだが、走行中にエンジンとモーターが沈黙する事例を二回経験してしまった。原因が特定できず…

メジロ三昧の春うらら

【スズメ目メジロ科】 久しぶりの更新は、この時季定番の花樹とメジロ。 例年より早めに開花したのはマンション敷地内の河津桜と思しき早咲きのサクラ。あらかじめ決めていた枝端にメジロが来るのを待っての撮影。 大口径とは言い難いわが機材でも思いきり背…

オシドリ越冬池壊滅

先月後半のことだが、オシドリが越冬する雨水調整池の外縁で行政の手による草刈りが行われた。まずフェンス外側に手を入れた段階で三割ほどに減じたオシドリは、フェンス内側の作業が行われた段階で姿を消してしまった。定着しつつあった数年前に地元の方が…

あけましておめでとうございます。

皆様にとって良き一年でありますように。 滞りがちな更新ですが、よろしくお願いいたします。 初日の出 2007年から続けている元朝の定点撮影だが、14回目にして昇る太陽の輪郭を見ぬままとなってしまった。その後の快晴がなんとも皮肉ではあったが、むしろこ…

スコープで捉えた姿にウットリ

オシドリ(鴛鴦)♂ 【カモ目カモ科】 自宅近所の調整池に今冬もオシドリが来たのは既報の通り。4日前の夜明け前に目視したところ水面に30羽ほどを確認した。期待を胸に早朝から繰り出したのだが、あに図らんやオシドリの気配がない。デジスコからカメラを…

刹那の優美

アメリカヒドリ(アメリカ緋鳥)♂ 【カモ目カモ科】 近種のヒドリガモに混じっていることが多いのだが、本来は北米方面に渡るカモ。ベーリング海峡を挟んで、ヒドリガモはユーラシア、アメリカヒドリは北米方面と繁殖地から避寒地に至る生息域を分けている。…