風景

刹那の花模様

風景写真の場合、しばらく時間をおくことで琴線に触れてくることがある。撮影データやフィルムが熟成されるわけじゃないのは勿論だけど、撮影直後に高ぶった撮り手の心理には一定の沈静効果があるのだろう。撮影当初にはスルーしていたこのカットがその典型…

夜桜逍遙 その弐

連夜の夜桜となるが、今宵は待ちに待った満月。がしかし、日中の汗ばむほどの陽気に一日でずいぶん散ってしまった。 無理矢理ではあるけれど、桜と満月の望遠カット。撮影手法は語らぬが華、ご想像にお任せする。 風があるため、長時間露光の枝が流れてしま…

夜桜逍遙

お月様と満開のサクラに誘われて夜の街を徘徊。 満月と見紛う月に浮かびあがったサクラを眺め、西行法師に思いを馳せる。 常夜灯に照らされた桜の覆い。たった数日間の花天井。

裏山のヒカンザクラ

お日様にそっぽを向かれっぱなしの一週間。半ばやけで憂鬱な空にカメラを向ける。 プロテクトフィルターを付けられないフッシュアイレンズの前玉は、小雨とサクラの花粉で悲惨な状態。 ↑「春」らしくレタッチし直して再アップ。

初日の出

恒例になった自宅マンションにある高台からの初日の出。少し雲がかかったけど、今年もバッチリ拝ませていただきました。 400mmに2Xテレコンを装着したので35mmカメラに換算すると1280mm相当の画角。この倍率だと日の出直前から陽炎ユラユラで、太陽の輪郭が…

虹色幻想

たまには気分を変えて。 何を撮ったかなんて説明は野暮ってものでしょう。ありふれた景色を非日常的な画角で切り取ってみました。 ピント位置を換えた二枚をレイヤー合成。この手法、案外面白いかも。

朝露

朝露の重みにますます頭を垂れる稲穂。 どれほどのカメラやレンズより、新調したゴム長靴が威力を発揮してくれます。

台風一過

台風13号が関東に最接近したのは未明の頃。仕事の行きがかり上、レインウェアにゴム長の完全武装でピークの風雨を体験しました。 さて一夜明け、徹夜明けの眼には痛いほどの眩しい空。 地元の里山保全エリアでは倒れた稲穂を前に腕を組む農夫、風に落とさ…

8月31日の空

八月も今日で終わり。ふと見上げた交差点の上空は、往く夏と来る秋の気配が交差していました。 たまたま持ち出したのは最古参のEOS10Dと超廉価標準ズームレンズ。結構写りますね。

入道雲残照

夜7時の東の空、残照に淡く照らされたのは入道雲(積乱雲)。「天空の城ラピュタ」を彷彿する幻想的な光景でした。 逢魔が時、空が急速に光を失います。 夜の支えがが蝋燭や行灯の時代ならば、この光景も禍々しく映ったかも。

一瞬の豪雨

至近の雷雲が去ったと思われた数分後、痛みさえ感じるほどの大粒の雨。そして瞬く間に豪雨の帳。 各地で被害をもたらしている突然の河川増水。さもありなんと思わす豪雨でした。

稲妻

星が瞬く南天とは対照的に、遙か北を雷雲が通過していきます。雷鳴が届かないほどの遠距離に安心してカーボン三脚をセット。 この雷雲、観測情報(http://thunder.tepco.co.jp/)によれば埼玉県付近で荒れ狂ったようです。 雷を撮ったのは今夜が初めて。不思…

里山春景

新緑の鮮やかさには到底及ばないけど、この時期の雑木林が織りなす淡い色彩が好きです。

梅林に春風渡る

肩の撮影機材を降ろし、汗ばんだ肌を心地よい風でクールダウン。いつの間にか春が弾けていました。 これで杉花粉の飛散がなければ言うことなしですが・・・・

初日の出

敷地内の高台で迎える初日の出は自宅マンションの恒例行事。昨年は水平線を覆う雲を乗り越えての日の出だったけど、今年はほとんど定刻に地平から直のお出まし。田舎と言ってもそこは横浜市、高圧鉄塔越しのご来光となりました。 斜面を駆け登った勢いでの動…

野津田薬師堂

天平の高僧行基が開基したと伝えられる野津田薬師堂は、南多摩の丘陵に位置する名刹。*1 天蓋のような大銀杏がとりわけ見事で、この時期は落葉による絨毯が境内を覆い尽くします。 *1:現在の建物は明治16年の再建

紅葉点描

横浜市民としては箱根や鎌倉あたりまで足を伸ばしたいところですが、たまの休日も野暮用まみれ。近場の紅葉でお茶を濁しております。 ↑早朝、下弦の月を仰ぎ見る ↓楓のグラデーション

巻積雲かな?

猛暑の空を見上げると、なんだか秋めいた雲模様。 当初は高積雲かと考えたのですが、ネットで調べたところ巻積雲の可能性が高そうです。俗に言う鰯雲ってことですかね。

連休も終わり

我が家の至近には野遊び型の遊園地があり、ゴールデンウィークともなれば周辺道路が大混雑。まして今年は好天続きだったこともあり、普段5分もあれば行ける里山地区に出かけるにも距離にして3倍以上の大迂回を強いられました。が、連休も最終日の今日は朝か…

菜の花畑

地元の小さな菜の花畑。今を盛りと黄色く咲き誇っています。 ところで菜の花というのはアブラナ属の総称なんですね。栽培されているのはセイヨウアブラナが多いのだそうです。 EOS 20D EF70-300mmF4-5.6IS USM(70mm) ISO100 1/800sec F5.6

ご来光

寝ぼけ眼で初日の出。 いきなり林立する送電鉄塔とイメージセンサーのゴミに泣かされた撮り初めでした。 EOS 5D EF400mmF5.6L USM + Teleplus300(1.4x) ISO100 1/1600sec F14 (トリミング50%)

Googleマップでナスカの地上絵

ペルーのナスカ平原は昨年掲載したように地上絵を空撮した思い出の地でもありますが、訪れたのは1982年。あれからずいぶん時が経過しました。そんな地上絵をGoogleマップの衛星写真で見てやろうと意地になって自力で見つけてみました。他にも幾つかあったけ…

竹富島

石垣島からは高速船で15分足らず。小さな島と言うこともありついつい石垣を拠点に訪ねてみましたが、どうしてどうして見所の多いところでした。たゆたゆと流れる島の時間に身をゆだねるにも、ゆっくり数日過ごしてみたいところです。

富嶽暮色

午後から湘南の海へ。3連休の中日だけに往復とも大渋滞。おまけに満潮で磯遊びもままならず。 でも潮の香りはよいですね。暮れゆく空の色に暫し茫然でした。

サトウキビロード(西表島)

西表島というより南西諸島の原風景といったところでしょうか。 本当にザワザワと聞こえる風の抜ける音に「ざわわ・・・・♪」の「さとうきび畑」を思い浮かべてしまいました。 余談ですが、サトウキビ畑とアスファルトが接するあたりには干涸らびかけたミミズ…

谷戸に咲く曼珠沙華

「谷戸」という言葉が全国区なのかどうかは知りませんが、南関東、特に多摩・神奈川では「丘陵地にある谷間で小川の源流域となっている地形」を指しています。多くの場合水田とそれを三方から森が囲む地形となっているのは必然ですね。そして田んぼの畦には…

秋空

里山の秋は空からやって来たようです。黄金色の稲穂が実る谷戸を、風が刹那の波紋を刻んで吹き抜けます。小笠原付近を通過する台風14号の影響でしょうか。高い雲と低い雲が違う方向に流れていました。 フルサイズのEOS5Dを手に入れてから、15mm対角魚眼レ…

ベイエリア

たまにはガラッと違う世界。BGMはTake Fiveかな。 みなとみらいに出向く用事があったので、事のついでに大桟橋までのベイエリアを歩いてみました。 このところ都会とは無縁の生活だったので、久しぶりの無機質空間が新鮮に思えてしまった。

由布島

水牛の引く牛車で遠浅の海を渡ることで有名な由布島は島全体が亜熱帯の植物園。入園料には牛車代も含まれているので、行き帰りともゆっくりと牛車に揺られます。 水牛を操るのは大概おじいかおばぁ。自慢の三線を聞きながら渡るのはなかなか乙なものです。

平久保崎(石垣島)

石垣島の最北端。↓のアマツバメを撮影した断崖絶壁がここ。 フルサイズのカメラだと対角魚眼レンズも額面通りの視野角180度。仰俯角によっては水平線が円弧を描きます。*1 上のカットでも足場の様子がわかると思いますが、ここに立って望遠レンズを振り回す…