月景色

月食の夜空

月食を眺めるために事前に見つけておいた観望地からの眺望。眼下に広がるのは町田市街。左は丹沢山系だが、辛うじて頭を出すはずの富士山はたなびく雲に隠れていた。これだけ光害があると通常の観望には不向き。市街地の光に負けない眩い月ならではの絶景だ…

大つごもりを昇る月

「大つごもり」とは大晦日の古い呼称。そもそも「つごもり(晦)」とは月が隠れる「月ごもり」が転じた言葉だそうで、つまるところ新月(朔)のことに他ならない。月の運行に則した陰暦ゆえの月末表現だ。 さて今夜、グレゴリオ暦12月31日の夜空は満月に照ら…

里山月景

事前に調べたところ、神奈川県の日没は16:29で月の出が16:11。東の地形を勘案し月の出は16:40頃と仮定。ならば多少の残照が期待できると考えていたのだが・・・・ 下手な考え休むに似たり。この季節の日没は釣瓶落としどころじゃない。暮れなずむ里山に昇る…

昇る望月

中秋の名月だった昨夜は東の地平が雲に覆われ撮影断念。満月を迎えた今宵もガスった地平に阻まれて月の出直後は輪郭が辛うじて見えるほどでしかなかったが、ここまで昇ってようやくそれらしい風情となった。菜の花とは無縁の秋だけど、残照の中を昇る月には…

昇る月そして火星(Rising Moon & Mars)

二度目の月の出チャレンジ。今回はデジスコを持ち出してみたがどうもイメージ通り撮れない。月と背景の明暗比が高すぎて背景が黒くつぶれてしまうのだ。次回は満月の頃、月の出時刻がまだ残照が残る夕方にあたるタイミングで撮ってみよう。 それにしても地平…

月の出(Moonrise)

数日前から狙っていたのだが、天候に見放され続けているうちに中途半端な月齢になってしまった。もう少し欠けた月で狙ってみたいけど、月出時刻が深夜になってしまう。悩みどころだなぁ。 撮影 : 2009年09月 横浜市青葉区

夜間飛行

雲間の満月を撮っていたら、ファインダーの中で微かなフラッシュライトが光った。PCで画像を確認したところ、月の左下に航空灯と航空機のシルエットが写っていた。連写した次のカットでは月と重なっているけれど、こちらのカットの方が航空灯が写っているの…

小望月は雲の中(月齢13.443)

今宵も顔を出すには出したけど、相も変わらず薄雲のヴェールに覆われたまま。なかなかカラッと晴れないな。こんなお月様では見た目にも蒸し暑すぎるよ、まったく。

雲間に漂う月(月齢12.372)

西日本ほどではないにせよ、抜けるような夏空とは縁が薄い昨今。久しぶりに顔を出した月も雲のヴェールに阻まれて心なしか冴えが見えない。

七夕の望月(月齢14.728)

七夕の夜空は雲の隙間から星々が見えているだけ。それでも梅雨の最中としては恵まれたと考えるべきだろう。 満月の描き出す雲模様もなかなかの風情だ。

光環(月齢14.435)

今宵は満月。薄雲のヴェールに包まれ、光の輪を背負っているように見えている。半径が22度にもなる月暈に比べると小さなその輪を光環もしくは光冠と呼ぶのだそうだ。 それにしても、前の満月は桜満開だったっけ。一ヶ月なんてあっという間だなぁ。

刹那の花模様

風景写真の場合、しばらく時間をおくことで琴線に触れてくることがある。撮影データやフィルムが熟成されるわけじゃないのは勿論だけど、撮影直後に高ぶった撮り手の心理には一定の沈静効果があるのだろう。撮影当初にはスルーしていたこのカットがその典型…

夜桜逍遙 その弐

連夜の夜桜となるが、今宵は待ちに待った満月。がしかし、日中の汗ばむほどの陽気に一日でずいぶん散ってしまった。 無理矢理ではあるけれど、桜と満月の望遠カット。撮影手法は語らぬが華、ご想像にお任せする。 風があるため、長時間露光の枝が流れてしま…

夜桜逍遙

お月様と満開のサクラに誘われて夜の街を徘徊。 満月と見紛う月に浮かびあがったサクラを眺め、西行法師に思いを馳せる。 常夜灯に照らされた桜の覆い。たった数日間の花天井。

雲中の月(月齢10.516)

束の間の晴れ間もあったらしいけど、午前中は徹夜明けの寝床の中。 夜、体内時計がデタラメなコンディションで曇った空を見上げてみれば、早くも十日夜(とおかんや)の月が見え隠れ。明日の予報は午後から雨。フラストレーションがたまる一方です。

立待月(月齢17.241)

南関東の天気は、明日から土曜日にかけて緩やかな下り坂と報じています。それを暗示するような暈を纏った月が、とっぷりと暮れた20時半頃昇ってきました。この月の出時刻なら立待月の範疇かな。 月の地形と雲模様を両立させるのは、デジタルカメラのラチチュ…

月暈

満月を明晩に控え、すっかり丸くなった月。薄雲のヴェールに光の輪が現れました。月暈(つきがさ)と呼ばれるこの現象を雨の前兆とする伝承が各地にあるそうです。南関東の天気予報はは下り坂。でも傘マークが現れるのは明後日のようです。

月光

満月のバックライトで浮かび上がった雲模様。 いつも通りの月面アップも撮ったけど、今宵はこちらをセレクト。

紗の月(月齢10.973)

紗(うすぎぬ)の様な雲を透かして見る夜空は、数えるほどの一等星と中天の月。 雰囲気重視でデジタル一眼レフのホワイトバランスを思い切り低い色温度に設定してみました。

大晦日の月と金星

suikanさんにリモートコントロールされ、薄暮とともに機材をセット。 先ずは地球照の月と金星。撮影時刻は17:27と意外に早め。我が家周辺は西の空が開けていないので致し方のないところです。雲も出ていて条件は今一つだったけど、薄暮の雰囲気が出せたので…

夜明けの月(月齢16.526)

西空に沈みゆく十六夜(いざよい)月をフロントグラスに捉えつつ、追いかけるように帰宅。いつもの月撮りは自宅のベランダや庭先で済ますのだけど、西空は展望がききません。着替えももどかしく機材を背負って近所の公園までダッシュ。息を切らせながらもな…

雲間の月(月齢13.167)

マイブームのクラウディムーン(Cloudy moon)。そもそもは月面がまともに撮れない夜の手慰みだったのですが、いつの間にかこちらの方が面白くなってきました。今宵はコントラストが今一つですが、なかなか良い具合の雲が出ていました。 撮影方法は、絞り優先A…

雲間の月(月齢13.610)

明日(旧暦の葉月十五日)は中秋の名月。 南関東の天気予報はいささか悲観的。それを裏付けるかのようなねっとりとした大気です。

黄昏の月(月齢6.587)

未だ暮れきらぬ南西の空は微かな藍色。沈みゆく月の黄色い輝きを強調するかのようです。 デジスコを使わず、久しぶりにデジタル一眼レフで撮影。EOS20D & EF400mmF5.6L + ExtenderEF2XIIの組み合わせで35mm換算1280mm相当、倍率にすると25.6倍となります。月…

熱帯夜の月(月齢7.026)

夜になっても30℃の熱帯夜。 沈みかけた月を包み込む薄雲が、まとわりつく湿気を具現しているかのようです。 明晩は上弦の月。たまにはスッキリした月を眺めたいなぁ。

今宵の月(月齢7.407)

上弦の月は時折雲間からその居所が分かる程度。南関東は未だ梅雨明けならず。 雲はつぶしたくないし、月のディティールも残したい・・・・満月前後に比べればまだしもですが、雲と月の組み合わせは明暗比がとても大きいのです。所有しているカメラの中ではダ…

今宵の月(月齢15.739)

明日からの傘マークに諦めていた満月が、千切れる雲の間から顔を出しました。 やがて梅雨の夜空が晴れ上がりました。強風に揺れる大気が輪郭を歪めています。

今宵の月(月齢12.735)

ここ数日、南関東は梅雨を忘れる晴天。 といっても夜空はスッキリしない薄雲越しの月。流雲の早さばかりが目立ちます。

今宵の月(月齢14.393)

このところ春の移ろいやすい天候に翻弄されています。 諦めかけていたら曇り空の割れ目から満月が顔を出してくれました。

望月と飛行機雲

薄雲に輝く満月を眺めていたら、ぼやけかけた飛行機雲が押し流されてきました。 偶然の産物だけどちょっと不思議な絵。