月景色

更待月(月齢19.075)

○待月シリーズ最後の今宵は、月出から数時間雲に覆われていた。気まぐれに姿を現す雲間の月にも秋の風情が漂うものだ。 撮影データ :Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L USM / 2012.11.03 / 横浜市 背筋に忍び込む冷気に耐えながら、撮影機会をひたすら待ち続け…

不知夜月

十六夜と不知夜月、どちらも「いざよい」と読む。 それぞれ好きな字面だが、夜空を遍く照らす月には不知夜の字を充てたい気分。 撮影データ :Canon EOS 5D + 70-300mmF5.6IS USM / 2012年10月30日 横浜市

十三夜(栗名月)

今宵、旧暦9月13日の月は十三夜とよばれ、格別な月とされてきた。 満月未満の風情を趣と感じた古人の気分を味わいたくカメラを持ち出すも、次々流れゆく雲に翻弄される。 ならばこそ、雲間の月を愛でるまでのこと。 さて、栗名月を堪能したところで今夜は徹…

嵐月

台風17号が足早に去り、吹き戻しの風にもまれた雲間から中秋の名月が顔を出した。 カメラを構える体をなぶる風に、名月さえ揺さぶられているような錯覚を覚える。 撮影データ :Canon EOS 20D + 70-300mmF5.6IS USM / 2012年09月30日

セピア月

旧暦十一日の月は薄雲のヴェールを纏い、古びて色褪せたセピアの光彩を放っていた。 雲を貫く月光と地上の人工光の相乗効果だろうか、月を取り囲む背景さえも赤味を帯びている。これもまた湿気が重い熱帯夜の色合いか。 撮影データ :Canon EOS 20D + Canon …

昇る臥待月

21:42の月の出から小一時間。まだまだ低い月が雲を抜けてきた。明けやらぬ梅雨に業を煮やしたような急ぎ足。 肉眼では明瞭な雲に囲まれていたのだが、デジタルカメラのダイナミックレンジでは微かにしか見えていない。 撮影データ :Canon EOS 5D + Canon EF…

雲照月

梅雨入りを前にした日曜は雨あり晴れ間ありの変化に富んだ一日。小望月も雲間を渡って夜空を照らす。 明日は満月、そして部分月蝕。ピークは20:03だが、月の出直後の18:59に欠け始め、21:07まで2時間少々の天体ショウが東の空に展開する。関東南部の天気は今…

六月夕月

六月一日、走り梅雨の宵闇を朧月が照らしている。 撮影データ :Canon EOS 20D + Canon EF400mmF5.6L USM 25%トリミング / 2012年5月21日 横浜市青葉区

吹雲月

勢いよく流れる雲に、かえって月が冴えて見えている。雲を被った月を撮るなどと、我ながら酔狂だな。 撮影データ :Canon EOS 20D + Canon EF400mmF5.6L USM

夜明けの地球照

薄い月が黎明を避けるように上へ上へと逃げて行く。 夜明けのグラデーションに浮かぶ地球照が無粋な徹夜明けを癒してくれた。 撮影データ :Canon EOS 20D + EF70-300mmF4-5.6 IS USM

十六夜の柑月

事前に調べた東京の月出時刻は17:05。裏山からの眺望で、完全に地平を越えた瞬間は17:10だった。 いやはや想像以上に楕円だし、輪郭のユラユラした歪みも相当なものだね。昨夜の皆既月食で月を赤銅色に染め上げたのも地球の大気だし、地平から顔を出したばか…

雲間の不知夜月

雲に阻まれデジスコでの月面撮影を早々に諦めた。こんな夜はむしろ雲の織りなす模様を撮りたいとテーマを変えてみるものの、なかなか雲と月面の露出バランスが難しい。30分ほどの間に100枚ほど撮ったのだが、雲のグラデーションと月面の表情を両立できたのは…

満つる月

午後から重たそうな雲が天空を覆いすっかり諦めていたのだが、就寝前に見上げてみれば、薄雲越しに鈍い光を放っていた。早速400mmレンズを持ち出してダイナミックレンジの限界を探りながら撮影。いささか苦し紛れだが、月面の白トビを最小限に抑えつつ何とか…

霞月

残照の余韻が旧暦六日の月を包む。 沖縄付近を進む台風9号の影響もあるのだろう。日が沈んでもジットリと汗ばむ重い空気が淀んでいる。 蝉時雨の公園を通り抜け、久々に日の暮れきれぬうちに帰宅。薄雲の織りなすグラデーションと月面の表情が辛うじて両立す…

雲間の月

台風6号の置きみやげは束の間の秋。涼しさを通り越し、肌寒くさえ感じる風に薄雲も千切れて足を速める。早朝の空を見上げてみれば月齢20の月が雲間を泳いでいた。う〜ん、ぶり返し必至の猛暑が怖いなぁ。 撮影データ :Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L USM …

薄暮の月

日中の青空はやがて薄雲に覆われた。夕刻、ヴェールの中を月が渡っていく。 撮影データ :Canon EOS 20D + EF70-300mmF4-5.6IS USM / 2011年05月 横浜市青葉区

残月

東南の空、未だ沈まぬ月が雲と同化していた。 撮影データ :Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L + テレコン(1.4X) / 2010年12月 横浜市青葉区

有明の月

夜明け前のスミレ色は刻々と薄青へと移ろい、地平は青から茜のグラデーションに染まりだす。 肉眼で見る揺らぐ大気の影響は星々が瞬く程度。拡大するとあんなにガタガタだった細月も冴えて見える。 300mmレンズの開放では手前の枝がボケすぎる。f22まで絞り…

昇る月

横浜の月の出は15:17頃。自宅裏の高台から望んだ月の出は低層を頑として動かない雲に阻まれ一時間以上遅れてしまった。ようやく雲を振り切って姿を現した月の月齢は14.109。計算上の満月は明後日の午後とまだ時間があるはずだが、それにしては丸く感じる月だ…

雲上の望月

月をアップで狙えば雲の様子もある程度は表現できるが、引き気味だと明暗差が激しすぎて周辺が潰れてしまう。肉眼では美しい織りなす雲模様も、写真にしてみると興ざめとなってしまう。いやはや「肉眼の印象」とは難しいものだ。 10/24追記: fotolifeにアッ…

昼月(月齢10.850)

薄暮に移ろう空を月が昇っていく。まとわりつく雲はあたかも同じ高度のよう。 EOS20D・EF400mmF5.6L・ISO200・Mode:AV(1/320sec・F9)・AF

雨待月(月齢11.332)

風も強くガスったコンディションではシャープな月面写真など望むべくもない。が、紗を纏ったような風情には捨てがたいものもあり、いつものスコープではなく望遠レンズを向けてみた。予報では明日の昼頃からまとまった雨だとか。なるほど雨の予感がする月模…

地球照の月

ここしばらく天候不順と朔が重なったため、月を目にする機会がなかった。雲間に見え隠れする三日月が美しい。 夜間の仕事に出かけなければならないドタバタの最中だが、堪らず夕食の時間を削ってカメラを持ち出してしまった。さぁて、ダッシュだ。 EOS5D・EF…

里山の冬空

徹夜明けで覚醒したままの気分を持て余し、地元の里山を徘徊。 地に届くが先か、青に溶け込むが先か。未明に撮った下弦月は、冬枯れの梢をかすめて西に向かう。 実はこのカット、1/24エントリーの「真昼の月」を念頭に置いて撮影した。だから何なのと問われ…

雲を照らす満月

19:03 デジスコで満月を撮るつもりなのだけど、今夜は次々と雲が流れてくる。それもありだなと雲ごと切り取ってみた。 が、いざ撮ろうとするとなかなか肉眼のイメージ通りにならないものだ。月面の表情を辛うじて残しつつ、雲の明暗も表現するとなると、ダイ…

歪な月

17:22 日没と十数分の時間差で地平から姿を現した満月は、赤く、そして歪に拉げていた。 EOS20D・EF400mmF5.6L+ExtenderEF2XII(合成値f=800mmF11)・ISO400・Mode:AV-2/3(1/6sec・F11開放)・MF 撮影 : 2010年1月 横浜市青葉区

真昼の月

冬枯れの樹間を突いて月が昇っていく。 偏光フィルターを使用することで溶け入りそうだった月がクッキリと浮き上がった。開放だと前景の樹木がボケボケだったのでF22まで絞り込んでみたけれど、400mmの被写界深度はせいぜいこんなもの。月面の描写を見ると絞…

月食の夜空

月食を眺めるために事前に見つけておいた観望地からの眺望。眼下に広がるのは町田市街。左は丹沢山系だが、辛うじて頭を出すはずの富士山はたなびく雲に隠れていた。これだけ光害があると通常の観望には不向き。市街地の光に負けない眩い月ならではの絶景だ…

大つごもりを昇る月

「大つごもり」とは大晦日の古い呼称。そもそも「つごもり(晦)」とは月が隠れる「月ごもり」が転じた言葉だそうで、つまるところ新月(朔)のことに他ならない。月の運行に則した陰暦ゆえの月末表現だ。 さて今夜、グレゴリオ暦12月31日の夜空は満月に照ら…

里山月景

事前に調べたところ、神奈川県の日没は16:29で月の出が16:11。東の地形を勘案し月の出は16:40頃と仮定。ならば多少の残照が期待できると考えていたのだが・・・・ 下手な考え休むに似たり。この季節の日没は釣瓶落としどころじゃない。暮れなずむ里山に昇る…