2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

白鶺鴒(ハクセキレイ)♀

【スズメ目セキレイ科】 なんの変哲もない写真だが、性別や齢の特徴が分かりやすかったので抜粋してみた。 まず、顔の白地に黄色味が見受けられる。このことからこの春生まれた個体と知ることが出来る。 そして額部分の白地が狭く曖昧であることはメスの特徴…

副鼻腔炎

夏風邪から併発し、抗生剤で一度は押さえ込んだはずの副鼻腔炎が、数日前に唐突にぶり返してしまった。腹鼻腔の痛みは始末が悪く、困ったことに極端に集中力を削がれてしまう。やれやれ、投薬二日目で錐のような痛みはひいたけど、今度は薬を変え少々長期戦…

翡翠(カワセミ)♂

【ブッポウソウ目カワセミ科】 台風15号の暴風雨が猛威を振るったのはそう長い時間ではなかったが、野鳥たちはどのようにやり過ごしたのだろう。それだけでなく河川の増水や濁りがおさまるまではある程度の時間を要した。その間、魚食性のカワセミなどは捕食…

小鴨(コガモ)

【カモ目カモ科】 冬鳥の先陣は例年通りのコガモたち。先週末は未着だったので、南下の途中、どこかで台風15号をやり過ごしたのだろう。 一見すると3羽ともメスのようだが、黄斑の無いクチバシから推察するに、中奥の個体はオスのエクリプスではないかと考え…

月に纏わる楽曲

数多ある月に纏わる楽曲の中で、望遠鏡で月を覗いている最中に脳内に染み出してくるのがドビッシーの「月の光」。月から光がこぼれ落ちるような冒頭が印象的で、なんとも幻想的な楽曲。一方ベートーベンのピアノソナタ「月光」は、微妙な変化の中で繰り返さ…

更待月(月齢19.510)

中秋を過ぎたとは思えない蒸し暑い風に吹かれ、月の輪郭もそわそわと落ち着かない。旧暦も二十日となり、目立って痩せてきた月が中天を渡るのは夜も随分更けてから。立待月から続く○待月の古名も今宵の更待月で途絶えてしまう。これより遅い月の出を待つほど…

木星

風があり、大気のコンディションは今一つ。コンポジットの前提として出来るだけ多くの枚数を稼ぎたいのだが、流れてくる雲の影響で撮影が捗らない。結局は20枚ほどのコンポジットで妥協せざるを得なかった。 50xのアイピースを用いデジカメの望遠端で撮った…

中秋の名月(月齢14.286)

今宵をあまねく照らすのは言わずと知れた中秋の名月。撮影したのは満月時刻から約30分後だが、輝面比100%の月は正真正銘の満月といって良いだろう。 いつもと趣向を変えホワイトバランスをデイライトの設定し、意図的に黄色味を残してみた。この色に見えるの…

小望月(月齢13.372)

一見すると満月と見紛う月が雲間を渡る。仰ぎ見る周囲からは秋の虫が秘やかな鳴いていささかの風情だが、如何せん蒸し暑い。蚊に喰われながらの観望は夏の余韻を引きずっていて、まだまだススキは似合わない。 何となく普段の月撮りだけでは芸がなさそうな気…

十三夜(月齢12.458)

台風十二号の呪縛から解き放たれて以来、ほとんど毎晩月を仰いでいる。気付いてみれば随分丸くなってきたが、満ちきるのは明後日の月曜日。長月の旧暦十五日は即ち中秋の名月。杯に映る月を肴に一献といきたいところだが、残念なことに週明けは24時間の作業…

九日月(月齢8.245)

ようやく台風12号の呪縛から解きはなたれて、スッキリとはいかないまでも久しぶりの青空。そこに月が昇ってきたとあっては月撮人として座して眺めるわけにはいかない。夜の作業に出掛ける前の慌ただしい時間だが、デジスコを急ぎ組立て南に向かう月に筒先を…