2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

さまよえる始祖鳥

始祖鳥:鳥ではなく恐竜の一種か 中国科学院など発表 「最古の鳥類」とされる始祖鳥(ジュラ紀後期、1億6100万〜1億4500万年前)が鳥ではなく恐竜の一種である可能性が強いとの研究成果を、中国科学院などのチームが28日の英科学誌ネイチャーに…

小啄木鳥(コゲラ)

【キツツキ目キツツキ科】 生憎の天気に窓外の喧噪が気にかかる。おやおや、近くの街路樹にはコゲラが来ているようだ。ギィーという軋むような鳴き声は決して美声ではないけれど、彼ららしい適度な自己主張としか聞こえない。コゲラ好きにはアバタもエクボと…

果てしなき流れの果てに

果しなき流れの果に (ハルキ文庫)作者: 小松左京出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 1997/12/01メディア: 文庫購入: 29人 クリック: 558回この商品を含むブログ (110件) を見る SFの巨星小松左京が逝った。高校時代から二十歳代前半、この人のSFを読み…

蒼鷺(アオサギ)

【コウノトリ目サギ科】 比較的近距離でアオサギと対峙する機会があった。互いに動かず10分を過ぎた頃、こちらの存在を忘れたかのように羽繕いを始めたアオサギだが、時折翼の羽根を立てるような仕草を繰り返していた。犬や猫ならさしずめ「総毛立つ」とでも…

下弦+半日(月齢22.410)

昨日撮影した月と比較するとトワイライトがかなり浸食してきた。この中間に下弦月があったのだが、残念ながらその時間の月は大地の裏側を周回中。上弦と下弦の半月、そして満月は半日ずれただけでも形が崩れてしまうので、意外にタイミングが難しい。 見たか…

Jupiter(木星)

昨夜というか今朝というか、下弦を過ぎて欠け始めた月に木星が寄り添っていた。久しぶりにスコープで捉えた木星はユラユラ揺れて頼りない。31枚のコンポジットで辛うじて全貌を捉えたが、ジャガイモを31個集めて平均化したらようやく木星っぽくなったような…

ワイドショウのリポーター

なでしこジャパンの快挙でワイドショウが大はしゃぎ。でも選手にマイクを突きつけてぶつける質問がKY過ぎるよまったく。 そんな折も折、なんだかとてもKYな奴がいたので、「君はテレビのワイドショウリポーターに向いている」と言ったら喜ばれてしまった…

有明の月(月齢21.458)

こちらは概ね日の出時刻の4時54分に撮影。漆黒を脱した背景は青味を増しつつある。上の画像から2時間経過しているが、相変わらず弦は緩い弧を描いている。 月の直径が短辺に収まるいつものズーム位置なので焦点距離はf=9.5mmとなり、35mm換算値はf=2284mm相…

未明の弓月(月齢21.370)

下弦となる時刻は日本列島の昼下がり、14時2分。つまりスパッと切れのよい半月を拝むには地球の裏側まで出掛けなくてはならない。それならせいぜい近い線を狙おうと、ほぼ半日早い真夜中に雲の切れた夜空を望む。午前2時47分の月は僅かに弦がはらんでいた。 …

雲間の月

台風6号の置きみやげは束の間の秋。涼しさを通り越し、肌寒くさえ感じる風に薄雲も千切れて足を速める。早朝の空を見上げてみれば月齢20の月が雲間を泳いでいた。う〜ん、ぶり返し必至の猛暑が怖いなぁ。 撮影データ :Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L USM …

立待月(月齢16.132&16.155)

十六夜を過ぎると立待月・居待月・臥待月そして更待月と日々遅くなっていく月の出時刻を表した古名となる。通い婚の時代を思うと、思い人を待つ身の切なさや狂おしささえ連想してしまうのだが、むろん月の出ぬ夜が漆黒だった時代の話だ。 ホワイトバランスを…

大賀蓮 -傘下の小宇宙-

ほぼ満開となった蓮田には日の出前から大勢のカメラマンが押しかけていた。先週よりは開花が進んでいるのだが、容赦のない直射光と人波に気圧されて撮影のリズムが掴めない。自分も大勢の中の一人だから言えた義理ではないのだが、やはり人の集まるところは…

十六夜(月齢15.181)

ユーミンは「14番目の月」で「つぎの夜から欠ける満月より14番目の月が一番好き」と歌っている。この感覚は古の人々にも通じているようで、満月より小望月(十四夜)を愛でる趣があったようだ。 一方、満月を一日過ぎた十六夜は「いざよい」と読むが、これは…

月とヒコーキ

昨夜のこと。仕事先の駐車場から些か赤味を帯びた満月を眺めていたら、羽田を離陸したと思しき航空灯が接近。あれよという間にど真ん中を通過した。 う〜ん、撮影機材を持たないときに限ってだもんなぁ。いつになったらリベンジできるんだろうか。いっそ羽田…

燕(ツバメ)

【スズメ目ツバメ科】 先週末の段階で4羽と数えていたヒナが実は5羽だった。なんちゃって観察者としてもまったくもって不面目の至りだ。 と反省しつつ、たった一週間でずいぶん大きくなったヒナたちに驚きを禁じ得ない。早くも伸びをしたり羽ばたきの真似…

燕(ツバメ)

【スズメ目ツバメ科】 このところツバメの写真ばかりで恐縮だが、旬ネタなのでご容赦いただきたい。週末のみ、一週間おきの観察がまどろっこしいが、出来れば巣立ちまで見届けたいと願っている。 さてと、ヒナを確認してから一週間経過。前回は3羽どまりだ…

十日夜

自宅から久しぶりに月を望めたことで、梅雨が明けたことを実感。 旧暦十日の月を薄暮の18:40とほぼ1時間後の19:36で見比べてみる。背景色が沈みゆくブルーから黒へと変化するだけで月の織りなす表情も異なってくるから面白い。 ↑薄暮18:40:59(月齢9.032) ↑…

カメラ店では買えない撮影道具

カメラやレンズ、さらには三脚やフラッシュ類が重要なのはここに書くまでもないことだ。だが、鳥や花など大枠としてのネイチャーフォトに限ったことではあるけれど、撮影データに記されることのない、またカメラ店で販売していない道具も存在する。 まず推す…

大賀蓮(オオガハス)

大振りだが、サクラとは異なった趣で、蕾んでよし、咲いてよし、散ってよしなのがハスの花。 だが今朝はいささか天気が良すぎたようだ。どうもハスには小雨がよく似合う。せめて薄曇りならばと早朝から照りつける陽射しが恨めしい。 ギャラリーから「和菓子…

問われる器

あんな愚かな人物を復興相に据えるような政権はろくなものじゃないけれど、蹴落とそうとする側には原発推進の意図が見え隠れしている。いつの間にか大手メディアの大勢も原発報道のトーンが変わってきたようで、なんだか不気味な雲行きだ。 以前にも書いたけ…

百舌(モズ)♀

【スズメ目モズ科】 冬の装いに比べるとどことなく褪せた印象の夏羽。羽先の摩耗や退色がその理由だそうだ。時季的には繁殖を終えた頃なので、ヨレヨレなのも無理はない。四季を問わず懸命に生きているモズには申し訳ないのだが、なんとなく晩秋から冬にかけ…

燕(ツバメ)成鳥♂とヒナ

【スズメ目ツバメ科】 先週抱卵を確認した巣を見てきたところ、ヒナを3羽までは確認できた。この段階のヒナは親鳥の帰巣と同時に大きく口を開けて顔を出すことはなく、親鳥が刺激を与えると顔を出すように見える。まだ眼が見えていないからなのかも知れない…

さすらいのペンタックス

リコー ペンタックス買収へ(2011年7月2日 朝刊) リコーは一日、光学ガラス大手HOYAが「ペンタックス」ブランドで展開しているデジタルカメラ事業を十月に買収する、と発表した。リコーは一眼レフなどで定評のあるペンタックスの技術を取り込んで商品ラ…