2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

嘴太鴉(ハシブトガラス)

【スズメ目カラス科】 俗にアッという間の入浴を「カラスの行水」というけれど、実際に目撃する「カラスの行水」は短時間の水浴びを何度か繰り返す様子がうかがえ、思いのほか潔癖性なんだなぁと思ったりもする。そんなきれい好きのはずのハシブトガラスだが…

大鷹(オオタカ)♂

【タカ目タカ科】 過眼線のないセキレイに気を取られていたら、大きな灰色の鳥がいきなり降ってきた。周囲の鳥たちが大騒ぎしながら一斉に飛び立つ中、不運なムクドリが蹴り落とされ、一瞬の後に文字通り「鷲掴み」されていた。唐突な成り行きにカメラの軸線…

白鶺鴒(ハクセキレイ) 《亜種:ホオジロハクセキレイ》

【スズメ目セキレイ科】 代掻きの始まった田んぼに集った鳥たちを眺めたら、一羽のハクセキレイに違和感を覚えた。8倍の双眼鏡で観察すると過眼線が無いことに気がついた。図鑑でのみ知っていたハクセキレイの亜種だろうと見当がついたのだが、撮影時点では…

鳰(カイツブリ)

【カイツブリ目カイツブリ科】 夜間作業を終えたその足で、浮巣*1の卵はどうなったろうかとカイツブリの池を訪ねてみた。 画像の真ん中付近に顔を出しているヒナを確認できるが、孵化したヒナはまだ一羽だけのようだ。引き続き抱卵中なので、今日あたり次の…

セイヨウミツバチ

何かと話題のミツバチだが、中でもセイヨウミツバチは群れごと忽然と失踪する現象が話題を呼んでいる。過去画像を浚ってみたらセイヨウミツバチと思しきカットがあったので、早くも夏枯れの鳥ネタ不足をカバーしてもらおう。 撮影データ :Canon EOS 20D + E…

頬白(ホオジロ)♂

【スズメ目ホオジロ科】 ホトトギスの「テッペンカケタカ」に誘われて里山を歩いたら、地元では久しぶりのホオジロに出逢えた。一際高い枝から「ゲンペイツツジシロツツジ」とあまねく世界に歌いかけていた。初夏だなぁ。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-…

カキツバタ

アヤメにカキツバタ、そしてハナショウブ、植物音痴には敷居が高い。 が、水の張った湿地に群生していたことからカキツバタではないかと推測。 ド派手なハナショウブに比べるとシックな風情だが、そこがなんとも小粋で好ましい。 合焦とボケの対比。 以前か…

薄暮の月

日中の青空はやがて薄雲に覆われた。夕刻、ヴェールの中を月が渡っていく。 撮影データ :Canon EOS 20D + EF70-300mmF4-5.6IS USM / 2011年05月 横浜市青葉区

鳰(カイツブリ)

【カイツブリ目カイツブリ科】 もはや毎年恒例となったカイツブリの営巣だが、今季最初の巣は強風に破壊され卵ごと消失。この巣は今季2度目のトライ。確認できた4個の卵が孵ってくれること願ってやまない。 それにしても暗いロケーション。デジスコの架台が…

紗月(月齢11.267)

このところ梅雨のような日が続いていたが、久しぶりに青空の続く週末となりそうだ。と喜んだのも束の間、日没後は薄雲を纏ったお月見となってしまった。 ↑雲間から現れたところをなんとか捕捉。ギザギザのエッジが悲しい。 ↑紗のかかったような風情を(WB:タ…

ガーベラ

園芸種、それも洋花はほとんど撮らないのだが、美術部に籍を置く娘から画材のサンプリングとして依頼された。 植物といえばマクロでピントの浅い写真ばかり撮ってきたが、このときばかりはモノブロックタイプのフラッシュを使用しf16まで絞り込んでいる。ア…

雉(キジ)♂

【キジ目キジ科】 後ろの鉄柵が無粋だが、我が家(マンション)の敷地内とあっては致し方ない。目と鼻の先でドラミングをくらってしまった。ベランダからデジタル一眼レフで撮影したが、咄嗟に1.4xのテレコンと一脚だけは取り付けた。だけど1/500秒では羽ば…

夕月(月齢5.134)

晴れているようでも薄い雲がかかり、撮影には少々苦しい状況。だけど久しぶりの月なので、せっせとデジスコを組み立てた。 三日月前後(今宵は旧暦六日だがまぁその範疇だろう)、日没後も西空に留まる様子を古人は「夕月」と称したそうだ。なんとも美しい響…

雀鷹(ツミ)♀

【タカ目タカ科】 去年の今頃、マイブームは最小のタカ「ツミ」だったなぁと思い出しつつ、蔵出しの画像でお茶を濁すことにする。 順当なら繁殖シーズンのはずだが、今年はどうしているだろう。時間を作って出掛けてみようか。 トビのような例外もいるけど、…

接写リング連結時の撮影倍率

レンズ交換式の一眼レフだと、一部のレンズを除き、カメラボディーとレンズの間に接写リングを挟むことで最短撮影距離をより短く、つまり最大撮影倍率を高くすることが可能だ。このところ使用機会が多いので、実際の使用に照らし合わせて最大撮影倍率を検証…

アオスジアゲハの吸水

チョウの吸水は土中のミネラル補給が目的という解説を聞いたことがあるが、体温を下げるためという説も耳にする機会が多い。また吸水は♂にしか見られない行動だとも聞くが、実際のところはどうなのだろうか。 ↑鳥撮りの河原で見かけたのはアオスジアゲハの吸…

鶫(ツグミ)

【スズメ目ツグミ科】 5月に入って居残りツグミに遭遇。それも一羽二羽ではなく二桁のツグミがゆる〜く屯っていたりする。集結しているのは渡りが近い証だが、この時季にこれだけ残っていたのは記憶にない。他にもシメやアオジが居残りを決め込んでいて、例…

緑啄木鳥(アオゲラ)♂♀

【キツツキ目キツツキ科】 アオゲラのペアが巣穴を穿っている。雌雄が入れ替わり立ち替わりの作業だが、如何せん選んだ幹は遊歩道に迫り出しており、連休とあって次々と行き交う人を避けながらの仕事はなかなか捗らない。何故人通りのあるところを選ぶのか不…

一軸雲台

デジスコでの野鳥撮影にはガッチリした三脚が必須だが、ハンディなEF400mm/f5.6LとEOSデジタルの組み合わせだと一脚を使うこともしばしば。 その一脚だが、トラック競技や球技などのスポーツ撮影では雲台を介さずに一脚とカメラまたはレンズの三脚座を直結す…

黄鶲(キビタキ)♂

【スズメ目ヒタキ科】 耳目にもっとも楽しい季節を迎え、地元の里山は次々と夏鳥が通過していく。一瞬だがデジスコで捕捉したのは一際目を惹くキビタキの胸色だった。オオルリなど他の夏鳥は通過時のみの出逢いだが、キビタキは少数ながら居着いて繁殖する例…

小鯵刺(コアジサシ)

【チドリ目カモメ科】環境省レッドリスト危急種(VU) 夏鳥といえばオオルリやキビタキなどの山野の小鳥を思い浮かべがちだが、水辺の代表格はコアジサシではないだろうか。 東北沿岸にも幾多の営巣地があるそうだが、渡ってきたコアジサシはさぞかし面食らっ…

巣の大研究

メディア: クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る 小学生向けの書籍。昆虫から哺乳類に至るまで巣のアレコレが紹介されており、大人が読んでも楽しめた。載せていただいたのは以前このブログに掲載した『カイツブリの巣』と『背中にヒナを乗せた親…

タンポポ

ニュース映像で見た未だ瓦礫だらけの被災地。片隅のタンポポが風に揺れていた。裏山のタンポポに思いを託そう。 イメージセンサーがフルサイズの5Dでは等倍でも寄り切れず、接写リングをかまして1.5〜2xの超接写となってしまった。綿毛の芯を残しながら、花…