2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

月齢動画

二年前に「The MoonphaseII月の名前」という動画を制作した。Youtubeにアップロードし、当ブログや本家サイトにもリンクを貼っているのでご覧になった方もおられることと思う。が、制作したオリジナルはVGA(640X480)サイズ。縮小されたYoutube画像には画質の…

百舌(モズ)♂

【スズメ目モズ科】 モズのオスはどことなく優しげな面影を残したメスに比べ、いかにも猛々しそうな面つきだ。カギ状のクチバシから繋がる黒い過眼線がそうした印象を強めている。 このとき、モズがじっと見つめていたのはウメの花蜜に夢中なメジロ。さしず…

瑠璃鶲(ルリビタキ)♂

【スズメ目ツグミ科】 今季、我が徘徊エリアではルリビタキを見かけない。いや、耳を澄ませても地鳴きさえ聞こえてこない。残念だけど、シーズンによる変動は今に始まったことではないので来季に期待するしかないだろう。 まっ、それでは寂しいので例によっ…

増補改訂 鳥の生態図鑑 (大自然のふしぎ)

増補改訂 鳥の生態図鑑 (大自然のふしぎ)作者: 山岸哲出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2011/02/23メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 43回この商品を含むブログ (2件) を見る 写真を使っていただいた図鑑、編集部から完成本が送られて…

更待月(月齢19.769)

AM5:58、夜間の仕事を終え帰宅する頃には更待月が南西にさしかかっていた。 撮影に好適だった南中はAM3前後だったと思われるが、この辺りの月齢になると観望&撮影は日付が変わってから夜明けにかけてのこと。昼夜逆転の日々には未明の月が癒しとなる。 撮影…

耳鳴り

困ったことに三日前からビィーーンと聞こえ続けている。耳鳴りに耐えつつ、目覚めたら止んでいるだろうと期待しつつ就寝するのだが、残念ながら裏切られ続けている。受診していないので原因が定かではないけれど、長時間の騒音やストレス、それに加齢など、…

椋鳥(ムクドリ)

【スズメ目ムクドリ科】 普段はあまり気に留めていないキジバトやムクドリだが、気まぐれにレンズを向けると決まって連想するのが児童文学作家の椋鳩十(むくはとじゅう)。なにしろ字面通りの連想なので単純すぎて呆れるばかりだが、それにしてもこのペンネ…

裏山散策

裏山といっても居住するマンション団地の敷地内、日祝のみ居住者に開放される都県境の尾根東斜面のことだ。大した面積ではないのだが、急斜面には梅林から雑木林と尾根部のちょっとした草地、さらには隣接する竹林と変化に富んでおり、四季折々の花鳥が楽し…

四十雀(シジュウカラ)♂

【スズメ目シジュウカラ科】 メンテナンスと台座改造のため外していた照準器をスコープに取り付け、ベランダで光軸を調整。作業が済んだ頃、お誂え向きに数羽のシジュウカラがやってきた。まさに「飛んで火にいる冬の鳥」、しっかりと常用距離*1での光軸調整…

照準器の故障

デジスコ用に使用しているマルチドット高輝度照準器が故障した。赤いドットパターンが現れたり消えたりと、どうやら電池蓋とON/OFFスイッチを兼ねた照度選択ダイヤルが接触不良を起こしているようだ。 駄目で元々、無理なく開けることが出来る電池蓋と本体裏…

白腹(シロハラ)♂

【スズメ目ツグミ科】 樹上から降り注ぐ雪解け水のシャワーに、林床を覆った雪も溶け始める。所々の地面が見え始めると、落下する水滴をものともせずにシロハラがエサを探し始めた。陽が高くなるにつれ、林床も鳥も、そしてフィールドスコープまでもがずぶ濡…

青鵐(アオジ)♀

【スズメ目ホオジロ科】 雪が背景だと腹部の黄色が一段と鮮やかに映える。 が、当のアオジは雪に覆われた地べたに茫然自失。傍目にも気の毒な風情で佇んでいた。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 2011年02月 横浜市…

目白(メジロ)

【スズメ目メジロ科】 二月も中旬となってようやく梅に集うメジロを撮ることが出来た。 クローズアップだと目が恐い気がしなくもないが、それでもメジロは愛くるしい。 撮影データ :Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L / 2011年02月 横浜市青葉区 >>>既掲載の メ…

雪の非常識

仕事先から雪道を運転して帰宅。普段は30分もかからない道のりに2時間近く費やしてしまった。理由は明白。あちらこちらで立ち往生した車両が道路を塞いでいたからに他ならない。 スタックしていた車両の多くは後輪駆動の高級車とワンボックスや小型トラック…

尉鶲(ジョウビタキ)♂

【スズメ目ツグミ科】 一夜明けてみれば5cmほどの積雪。とは言え水分たっぷりの湿雪は溶けやすい。午前の陽射しに少しずつ現れる落葉の地面には数種の野鳥が我先に集まってきた。地上採食の野鳥にとって積雪は死活問題なんだと再認識。 日陰のジョウビタキが…

霙雪

雨転じての雪 水分たっぷりの重〜い雪 仕事に出掛ける心を挫くには十分すぎる雪 撮影データ :Canon EOS 5D + EF70-300mmF4-5.6IS USM・SPEEDLITE 580EX / 2011年02月 横浜市青葉区

里山

寸暇の午後、目的をアカハラに絞っての里山歩き。 シロハラにツグミ、果てはトラツグミと大型ツグミ三昧なのに、肝心のアカハラには出逢えず仕舞い。思うように運ばないところが鳥見の定めではあるけれど、やっぱりアカハラに逢いたいよぅ。 目:キジバト・…

今宵の月(月齢10.408)

情緒豊かな月の和名だが、上弦月から満月直前の小望月まではこれと言った呼称が見あたらない。月面そのものは最も表情が豊かな月齢なのだが、肉眼に映る姿は平凡すぎるのだろうか。 リサイズと位置修正以外はレタッチなしでこの画像。二晩続きで文句のつけよ…

十日夜(月齢9.361)

雪から変わった雨も上がり、気がつけば上弦を少しばかり過ぎた月が中天に輝いていた。 久しぶりにスコープを向けてみると、まさかと思うほどのクリアな月面。暫し目を凝らしてもほとんど大気の揺らぎが見られない。これほどシーイングの良好な夜は年に何度も…

目白(メジロ)

【スズメ目メジロ科】 なかなか鳥見に出掛けることが出来ないので、蔵出しの寒桜&メジロでお茶を濁しておこう。 撮影データ :Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L / 2009年02月 横浜市青葉区 >>>既掲載の メジロ エントリーを表示>>>

鳥のルーツが恐竜であるわけ

鳥の前脚(翼)の指は恐竜と同じ構成でできていたことが、東北大の田村宏治教授らのグループの研究でわかった。恐竜から鳥に進化したとする説を証明する決定打と言える成果だ。米科学誌サイエンス(電子版)に11日、発表する。 http://www.asahi.com/scien…

四十雀(シジュウカラ)♂

【スズメ目シジュウカラ科】 自宅周辺に生息する野鳥の中で、ちょっと探せば必ず逢えるのは十数種ほどか。庭先を訪れる小鳥に限ればスズメにメジロ、そしてシジュウカラの3種だろう。 そのシジュウカラだが写真を撮るのは意外に難しい。敏捷で追うのが難しい…

佐渡で新種のカエル!?

新潟県の佐渡島で新種とみられるカエルが見つかり、研究者が専門誌への記載に向けて確認作業を続けている。 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110209-OYT1T00030.htm 佐渡が日本海に浮かぶ孤島であること考えれば、固有種がいることに疑問はない。け…

白腹(シロハラ)♂

【スズメ目ツグミ科】 今季はシロハラとの遭遇が多いので、旬なうちに掲載しておこう。 どちらかといえば樹上より林床などのジベタリアンな印象だが、運良く樹上かつ(暗いけど)スッキリした背景で撮ることが出来た。頭部の黒っぽさや喉の縦斑がないことか…

ウナギの一生

マリアナでウナギの卵が採集された。以前からの仮説が証明され、謎に満ちたウナギの生態解明に一歩近づいたということか。さらにその先には完全養殖へと続く活路が見えてくるわけだ。クロマグロの乱獲問題も然りだが、水産資源の安定確保は未来の必然である…

T'sPhotoWorksの表紙

本家サイトの表紙で遊んでみた。 トップ画像にカーソルを当てるとカケスに睨まれる趣向。 可能なかぎりカケスや止まり木に位置を合わせてみたが背景が動いてしまう。撮影時がよほどの強風だったことを思い出した。 本家サイトコンテンツの里山野鳥図鑑は2007…

頬白(ホオジロ)♂

【スズメ目ホオジロ科】 我が家周辺の里山に限ったことだが、昨年頃からホオジロが姿を消した。2007年頃までは季節による変動こそあれ冬から初夏にかけては必ず見かけていたのに。同様にセッカもいなくなってしまったが、これは周囲からまとまった面積の葦原…

拙作掲載書籍

今月末から来月にかけ、学習研究社とPHP研究所からそれぞれ拙作を使っていただいた書籍が発行されることとなった。いずれも予約可能となったのでお知らせさせていただく次第。 まず、2/23発売予定の 増補改訂 鳥の生態図鑑 (大自然のふしぎ)増補改訂 鳥の生…

雀(スズメ)

【スズメ目ハタオリドリ科】 スズメが減っているという話を耳にする。巣掛けし易かった木造住宅が減り、隙間のないコンクリート建築や気密の高い住宅が増えてしまったことなどが原因として取りざたされている。一方で、過疎化の著しいいわゆる限界集落でもス…

頭高(カシラダカ)

【スズメ目ホオジロ科】 冬の里山ではありふれた小鳥のはずなのだが、かつては100羽規模だった群れが今季はせいぜい10羽ほどの群れしか見かけていない。年による振れ幅があるので推測の域を出ないが、総じて減少傾向のようだ。 ユーラシア大陸の高緯度地帯に…