2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

虎鶫(トラツグミ)

【スズメ目ツグミ科】 地元里山で遭遇。今季は近隣エリアからもトラツグミ情報が多数聞こえてくるのだが、おそらくは各地の平年を上回る積雪が影響しているのだろう。 その不気味な鳴き声からヌエ(鵺)とも称されるトラツグミだが、正面顔は意外に可愛らし…

里山

キツツキは3種が揃い踏みだったが、まともに撮る間も与えず飛び去ってしまった。(アカゲラを撮ったたった一枚の証拠写真からはオスだと知れた)クロジは一瞬だったので半信半疑だが、久しぶりのトラツグミに報われた気分。 ルリビタキがいないのは寂しい限…

憧れのワゴンジープ

id:suikanさんの物欲に刺激されたわけではないが、「必要でもないのに欲しいもの」というのはあるものだ。 真っ先に思い出したのが昭和50年代の三菱ジープ(ワゴンタイプJ37orJ38)。営林署や電力会社などが保守点検用に多用していた車種だが、板バネサスペ…

背黒鴎(セグロカモメ)

【チドリ目カモメ科】 直線距離でも海からは15キロ以上内陸の里山エリアに現れた大型カモメ。東京湾から鶴見川を遡上したのだろうけど、里山を飛ぶカモメのシルエットはなんとも違和感たっぷりだ。 海鳥にはもっぱら縁のないけれど、セグロカモメかオオセグ…

下弦の月(月齢22.412)

このところ夜に仕事をしているので、何となく月齢を意識する陰暦生活者となっている。新聞配達のバイクが行き交う時間帯を帰宅してみれば、概ね下弦と言ってもよさそうな割れ具合の月が東南の空を昇っていくところだった。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE…

目白(メジロ)

【スズメ目メジロ科】 ウメの花もチラホラ咲き始め、サクラの開花までは蜜狩人のメジロたちが多忙を極める季節となる。が、困ったことにスギやヒノキ花粉の飛散期と被るため、花とメジロを撮る際は目の痒みに耐えつついつもマスクを着けているような案配。ク…

たまには◇□も風邪を引く

久々にヘビーな風邪で禁足の週末。いや、本当にしんどかったのは仕事が外せない木金だったけど、週末になっても引きずってしまった。素直に医者にかかるべきなのはわかっているが、昼夜逆転の生活が足を引っ張ってくれた。まぁいい、ようやく関節痛や悪寒も…

百舌(モズ)♀

【スズメ目モズ科】 先客のジョウビタキを追い散らして草原の外れに位置する杭を占領したモズ嬢。ここから見渡せる限りのツグミやシロハラもことごとく追い払われていた。ところがアオジやカシラダカ、キジバトにはお構いなし。攻撃対象になるかどうかはおそ…

尉鶲(ジョウビタキ)♀

【スズメ目ツグミ科】 渡来期直後にはいたるところで見かけたジョウビタキだが、真冬にさしかかった最近はあまり見かけなくなってしまった。地元の里山地域を歩いてみても、昨シーズンほどの密度ではないようだ。同科のルリビタキも昨季に比べると少ないよう…

鶫(ツグミ)

【スズメ目ツグミ科】 ガサガサ餌を探す音で気付いたが、一瞬でも目を離すと背景に紛れてしまう。落ち葉こそツグミのカモフラージュ対象なのだろうと納得させられた。 ところで、このところ毎朝公園で十数羽の群れを見る。渡来直後や旅立ち直前のツグミは群…

路線バスとウルトラマン

地域限定で申し訳ないのだが、東急バスの塗装が妙に懐かしい。シルバー地にちょっとくすんだ赤のツートーンを見ていてハタと気付いたのだが、あれは初代ウルトラマンのカラーリングじゃないか。ジェットビートルなど科学特捜隊の航空機も塗装は東急バスのそ…

鶯(ウグイス)

【スズメ目ウグイス科】 ウグイスといえば遭遇頻度が高い割に撮影できる機会が少ない代表格。幸運にも撮影機材をセットした目の前に姿を現した。しきりにジュッジュッと地鳴きしながら周囲を見回し、小刻みに飛び移りながら枝を渡っていく。大慌てで追尾し、…

十三夜(月齢12.135)

直視型のスコープは天頂付近の撮影には不向きだ。真上に向けられる構造の雲台(G2380)は問題ないが、三脚(G1349)は4段全伸にしなくては181cmの体躯でファインダーを覗き込むことが出来ない。如何にGitzoの3型カーボンと言えど、4段目は細くて心許ないのだ。出…

寒波の里山

午後一番の里山を歩く。湿地は氷に閉ざされ、僅かな隙間は小鳥たちの水場となっていた。 目:トビ・キジバト・ドバト・コゲラ・ハクセキレイ・モズ・ヒヨドリ・ジョウビタキ・ツグミ・シロハラ・シジュウカラ・ウグイス・メジロ・アオジ・カシラダカ・カワラ…

白腹(シロハラ)♀

【スズメ目ツグミ科】 意外にも正面顔が精悍で「男前」といいたいところだが、調べてみるとどうやらメスらしい。頭部の色が淡いこと、そして喉の縦斑がメスの特徴となるようだ。 シロハラの食性は同科のツグミと被ることからライバル関係にあるようだ。とい…

旧暦十一日月(月齢10.164)

特に古名もない月齢だけど妙に心を惹かれる。コペルニクスやティコなど、月面を代表するクレーターが見頃を迎えるからなのかもしれない。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850

鵯(ヒヨドリ)

【スズメ目ヒヨドリ科】 NHKの「ダーウィンが来た!」で、津軽海峡を渡るヒヨドリを特集していた。集団で波頭より低く飛び、ハヤブサの奇襲に耐えつつ津軽半島を目指す姿は健気そのもの。日頃彼らを見ていたいささか冷ややかな視点を糺された思いがした。 と…

青鵐(アオジ)♂

【スズメ目ホオジロ科】 カチカチに凍った田圃も彼らにとっては貴重なダイニング。ヅィッヅィッと密やかな地鳴きを交わし合いながら採餌に勤しんでいた。彩度の落ちた冬枯れ色の中にあっては意外にカラフルな装いだ。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE…

凍った里山

午前は里山、午後はカモの渡来池の2ラウンド。 冷たい風が吹きつける里山は寂しい限り。昨年同時期のルリビタキやクロジのポイントも全て空振りに終わってしまった。 目:カワウ・バン・ゴイサギ・コサギ・アオサギ・カルガモ・コガモ・ヨシガモ・アオクビア…

七日月(月齢5.986)

日中の冷たい北風も少し弱まり、大気の状態もそこそこ安定してきた。 そろそろ西に傾きかけた月は三日月と呼ぶには太りすぎだが、それもそのはず、明後日には上弦の月となる。年が改まって早くも十日。日々が矢のように流れていく。 撮影データ :Kowa TSN-8…

黄鶺鴒(キセキレイ)

【スズメ目セキレイ科】 薄氷の張った池面をキセキレイが縦横に駆け廻る。 軽やかなステップにひらりとジャンプ&ターン。その動きが採餌行動とわかっていても、なんだかフィギュアスケートを見ているようだ。 こうして見るとなんだか制動力のありそうなスパ…

鶫(ツグミ)

【スズメ目ツグミ科】 唐突だが、どのような字を当てるのかは忘れてしまったが「つぐみ」という名のうら若き(当時ね)女性がツグミを見たことがないと言っていたのを思いだした。彼女のように漢字の一致までいかずとも音が鳥の名前と同じ例はどれくらいある…

翡翠(カワセミ)♀

【ブッポウソウ目カワセミ科】 鶴見川の支流のそのまた支流、夏にはドブ臭ささえ漂うよな小川を縄張りにするカワセミ嬢。漁の腕は確かでダイビングの成功率がやたらと高かった。このときも体の大きさからすればかなりの大物をゲット。獲物はオイカワ♀のよう…

小河川と休耕田

休暇も最終日の今日4日、ようやく鳥見の時間が出来たので鶴見川の支流域を徘徊。例年と比べ顕著な違いはハシブトガラスを見なかったこと。河口から十数キロ上流のこのエリアでは滅多に見ないセグロカモメが遡上していたこと。上空をソアリングしている猛禽、…

百合鴎(ユリカモメ)

【チドリ目カモメ科】 河口からかなり上流に当たる地元の河川。年によって来たり来なかったりだが、今季は数羽のユリカモメが確認できた。ユリカモメに限ったことではないが、総じてカモメ達の飛翔姿勢は美しい。超長距離飛行家のアジサシの仲間ほどではない…

アーカンソーの鳥大量死

米南部アーカンソー州の都市ビービーで、千羽以上の黒い鳥が死んで落下しているのが見つかった。アルフレッド・ヒッチコック監督の映画「鳥」を思わせる光景で、州当局が原因を調べている。AP通信などが伝えた。 http://www.asahi.com/international/updat…

夜明けのコントレイル

初日の出の北側で上昇旋回を続ける航空機が美しい軌跡を描いていた。太陽が地平を昇りきり、空のトーンが二色に分かれるタイミングを待っての一枚。 後刻、Hatenaのfotolifeで同一と思われる雲の直下から昇る初日を撮ったカットを見つけた。我が街よりは北東…

元旦未明の月(月齢26.166)

日の出の20分ほど前に裏山の高台に辿り着いた。急登にあがった息が収まる頃、ふと見上げると月と金星が見下ろしている。フルサイズのEOS5Dと400mmにテレコンしかもたずに登ったものだから、残念なことに金星を絡めた画角で撮ることが出来なかった。 撮影デー…

初日の出

2007年以来、5年連続で裏山から初日の出を見ることが出来た。5年続けて元日の朝が晴れていることも驚きだが、今朝のそれは雲一つなく例年以上に神々しかった。絵的には雲が絡んだ方がドラマティックなのだが所詮は無粋な鉄塔越し、文句は言うまい。 それにし…

今年もよろしくお願いいたします

坊主頭に髭面と、むさくるしさを絵に描いたようなTpongに成り代わり、正装の紋付鳥(ジョウビタキ♂)より年頭のご挨拶をさせていただきます。