昨朝のこと。太陽を取り囲む巨大な輪ハロ(Halo)が出現した。
日暈(ひがさ・にちうん)とも呼ばれるこの現象、発生原理はネットを検索すれば簡単に調べることが出来る。便利な世の中ではある。
で、ハロは雨の前兆であるらしいのだが、なるほど翌日(つまり今日)から天気は下り坂。宜なるかな。
撮影はiPhone XR。ぎりぎり28mm相当の画角に収まった。もっとまともなロケーションで超広角レンズ+一眼レフならと思いはするが、仕事の始業直前とあってはやむを得ない。
定点定時撮影16年目。一条の雲さえ無い地平からの初日は2018年以来。
そのおよそ二時間前、今年最初の月が地平に現れた。
明日の月出は日の出の僅か37分前。高度不足のうちに太陽のもたらす明るさに追いつかれる公算大。我が家からは観望できないかも知れない。
鳥見始めはここ数年の慣例となったオシドリが越冬する雨水調整池。波紋に差す朝日が美しかった。撮っている時は気付かなかったけど、真っ赤な実が浮いていた。
浚渫工事が始まった影響か個体数がかなり減ったようだ。オシドリの越冬滞在は10月末から3月なので、行政は工事時期に配慮してほしいと思う。とはいえ池浚いは冬場が望ましいことも理解できるので、安易なお役所仕事ではなく誰ぞの苦渋の選択があったと信じたい。
さて、ウイズコロナとしては二度目の年明け。
脱コロナを念じた昨年とは違い諦観ともとれる心持ではあるのだが、一方ではさほど悲観もしていない自分がいたりする。もはや老境といえる歳だ。どう足掻いてもその時は来るのだから,せいぜい今を疎かにするまいと思う程度には。
【タカ目ミサゴ科】
軍用機には猛禽類の名を冠した機種が少なからず存在する。本種もその一例なのだが、和名ではなく英名Osprey(オスプレイ)と聞けばアレかと思い至る向きも多いだろう。獲物を探す際の停空飛翔(ホバリング)が由来だと思うのだが、本種の特徴はむしろ魚食性にこそあると思う。垂直離着陸のみならず離着水も出来るなら文句はないのだが、鳥好き、そして一介のヒコーキ好きとしてはちょっと外したネーミングだと思ってしまう。
なかなか迫力のある離水だったが、ハンティングには失敗したシーン。残念。
大きな魚を抱えた雷撃機のような姿を撮りたいのだが、なかなか機会に恵まれない。
毎回思う、次こそはと。