こんなご時世なのに何故だか忙しい

オオガハス(大賀蓮)幻影

 ご無沙汰のハテナブログ、コロナ禍のご時世だけどどっこい生きている。いや、むしろ忙しない日々を過ごしている。こんな爺さんをこき使うとはなんて業界だ。恐るべし某インフラ業界。

 などという愚痴はさておき、稀の休日は来るコロナ後を信じ鳥見スポットの下見に出かけている。主に標高千メートル以上の峠道をクルマで回るのだが、人に会わぬが花を心がける単独ドライブ。実写の成果は捗らないけれど、何カ所かの目星はついた。来年の晩春初夏は楽しめそうだ。

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 で、唐突だが旬の花は古代蓮(オオガハス)。

相も変わらず正面から向き合わない拗れたアングル。光線状態によって葉裏が透けることに気付いたまではよいとして、どうにも構図や発色が定まらない。これもまた来季への課題となりそうだ。

「日常」が当たり前ではないこと

ナナホシテントウ(七星瓢虫)

 テントウムシ、とりわけ本種ナナホシテントウナミテントウなどは益虫ということもあり、ややもするとグロい昆虫界においては例外のアイドル的存在であるようだ。

 とはいえ彼らが獲物を貪る姿を見てしまうと、あぁやはりプレデターなのだと納得させられる。益虫たる由縁のアブラムシを狩るシーンなども撮ってはいるが、まぁそこは封印しておこう。ただでさえ虫嫌いが多いなかでの存在感、せっかくのイメージは壊すまい。

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 さて、引き続きの隠遁週間も今日まで。明日からは仕事中心の日常が戻ってくる。こんなご時世でも仕事があるのはライフライン関連の末席だからに他ならない。怠惰な一週間ですっかり弛緩した気を引き締めねば。

されど我らが日々

コサメビタキ(小鮫鶲)

【スズメ目ヒタキ科】

  窓外は「風薫る五月」。
例年なら民族大移動の連休だが「されど我らが日々」なのは言うまでもない。
やむなく放置していた画像群を整理しているのだが、かえって遠征欲求が高まってしまうのが難点ではある。

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という経緯で日の目を見たのはコサメビタキ。クリッとした目がなんともまぁ愛らしいことよ。

 

コサメビタキ の過去記事を読む

 

そしてツバメは戻ってくる

ツバメ(燕)♀

【スズメ目ツバメ科】

  幸か不幸かライフラインに関わる仕事なので、ヒゲボウズの日常は今まで通り。緊急事態宣言の元で多少は休めると思っていた目算は外れてしまった。

 サクラの季節はいつがピークだったのか判らないままに過ぎていったが、通行量の減った道を横切るツバメの姿に春の終わりを実感している。

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 人の浮き世は何かとままならないが、季節はしっかり巡ってくる。些細な不安や不満のなんと矮小なことよ。

- 撮影データ:Canon EOS 7D / Canon EF400mm F5.6L USM

ツバメ(燕) の過去記事を読む

タグ「飛翔」 - 撮鳥見鳥 fotolife

三密避ければ楽しみようもあるさ

クルマのこと

 FIT CROSSTAR e:HEVの納車から2週間。COVID-19の影響で供給が遅れ装着できていないアッセンブリーがあるし、距離も思うようには伸びない。一ヶ月点検の時点でどれほど走っているのか少々心配ではある。

 それでも市街地近郊での実燃費は27km/Lと予想以上の数値をマーク。先代のFIT3ハイブリッドで同じような走行条件だと21km/L前後だったし、さらに先々代のフォレスターなら7~8km/Lがアベレージだった。隔世の感ですらある。

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 先代FITとの相違は多数あるが、特筆すべきは改善された前方視界だろう。極太Aピラーの旧型では右カーブで対向車が見えない恐怖をさんざん味わった。新型の細いAピラーと大きな三角窓がもたらす恩恵は計り知れない。

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 ↑前方視界の新旧比較。上が新型。

 非常事態宣言の元で越境遠征は無理だけど、せめて近場の夏鳥たちには会いたいものだ。元来の単独行動派だし人が集まる珍鳥情報にも縁がない。そんな鳥見スタイルだから三密など無縁だしね。

我らが資質が問われる一ヶ月

スーパームーン前夜(月齢14.120)

 スーパームーンなる名称もしっかり定着した感がある。

 明日の昼前に今年最大というよりは最接近の満月となるのだが、言うまでもなく真昼の満月は望むべくもない。さりとて夜明け直前の月撮影は昼の仕事に差し支えが生じること必至。今宵21時台の撮影では半日以上のフライングで、ティコ側のエッジが若干陰っている。とはいえ地球からの距離は満月時点より近い356,972Km。視直径はむしろ満月時点より大きいので、その点に免じてご容赦のほどを。

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 今さら満月撮影ではあるのだが、10月31日の最遠満月との比較用に仕込みとして撮影したのが本当のところ。半年後の晴天を願う前に、秋風の頃にはコロナ禍が去っていることこそ叶えなければならない。

- 撮影データ:Canon PowerShot G9 X Mark II / Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32x)

雨の納車

FITからよりFITへ

 5年乗ったHonda FITはシリーズ三代目(ハイブリッドとしては二代目)。

 発売直後から相次いだリコールが終息したと思われたタイミングで購入したのだが、走行中にエンジンとモーターが沈黙する事例を二回経験してしまった。原因が特定できず、ECU交換などの対処療法を経てここ最近は平穏。とは言え昨年もハイブリッドシステムに関する無償修理があったし、以前のトラブルも原因が不明で不安を払拭できないまま今に至っている。さらに極太Aピラーの関係で運転視界が今ひとつな事もあり、2回目の車検を前に買い換えを決断。

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 ECU交換後の通算で実燃費19km/Lはハイブリッドとして今ひとつかもしれないが、東北への旅でマークした3人乗車で無給油1000キロ越え(27km/L)はちょっとした感動だった。走行軌跡も本州の両端、青森県山口県まで刻むことができた。

 当初の「売り」でもあったデュアルクラッチトランスミッションを用いたハイブリッドシステムi-DCDは低速域でのギクシャク感こそあるものの加速フィールがなかなか心地良い。例のトラブルさえなければ悪いシステムではなかった。

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 さて世代交代。

 5週間ほど待たされたニューカーマは発売間もない新型FIT。鳥見行での未舗装路対策で最低地上高が30mm高いCROSSTARを選んだ。前モデルの弱点だった視界と乗り心地が大幅に改善されており、試乗即決してしまった。刷新されたハイブリッドシステムは2モーターi-MMD(e:HEV)方式なので、上位車種でこなれたシステムの筈。小ぶりなFITのシャーシに搭載するについてはかなりの苦労があったらしいが、先代FITがリコールを連発したi-DCDのテツは踏まないと信じたい。

 コロナ禍で一度は延びた納車日程だが、フォグライトなど一部オプション装備が未装着で予定通りの納車となった。中国で生産しているそれらのパーツは納期の目処は立たないままだが、影響の大きいグレードによっては納車未定とも聞く。ヒゲボウズがチョイスしたグレードも現時点で納車数ヶ月だそうだ。新車に浮かれるご時世ではないし、僅差の発注で車検期限に間に合っただけでも幸運と思わねば。