周防大島へ
数ヶ月ほどさかのぼった話。
幼児不明とその救出劇、サイクリング逃走中の逃亡犯が滞在した道の駅、果ては海峡架橋への貨物船当逃事件。
昨年の後半、何かと話題をさらったのが瀬戸内海に浮かぶ周防大島。
実は不肖ヒゲボウズの本籍地だったりするのだが、不精の極みか三十年ぶりの訪島(帰島ではない)を果たすこととなった。
親子三人、およそ1700kmを二泊で辿る弾丸ツアー。
さすがに我が家の小型車(FIT3HV)だと老骨に堪える旅だった。
↑島の高台から西を望む。
手前は笠佐島、奥は本土の柳井市方面。空を貫く飛行機雲が鮮烈だった。
↑レンズを換えて対角魚眼。
フィッシュアイ(魚眼)は窮屈な町暮らしだと持ち腐れのレンズだが、ここではひたすら面白い。
昨年10月22日、インドネシア船籍の貨物船に衝突された大島大橋が右下に見えている。
↑東にレンズを振れば、手前右に父祖ゆかりの集落。
入江の先に点在するのは安芸灘の島々、さらには江田島・倉橋島方面。
戦艦陸奥の爆沈で知られる柱島泊地もこの方向。平和な海にも歴史があるのだ。
↑逃亡犯の潜伏先となった道の駅から海に向かって。
撮影当日、まだ奴はここに居たはず。知らぬが仏だね。
ヒゲボウズにとっては夏を過ごした少年時代の記憶と重なる父母の故郷。
初めて訪れた娘の目に、祖父母の生地はどのように映ったのだろう。
ともあれ好天に感謝ですよ。